Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

大きい物を手に入れる為には

 か大きなものを持とうと思ったら、一度いま持っている物を下に置かなければならない。人間、ついつい現状に阿り安寧を享受してしまう習性に流されるものだが、しかし新しいことや全く違う事をやりたい場合は、そういった心地よい現状というのを一旦破棄しなければならない。

こういう、将来の利益を享受するために今手に入れているものを手放すのって、うまい人は本当にうまいし、下手な人はとことん下手だ。例えば、学生時代とかを思い返してみる。恋人づきあいをしていた2人がいつのまにか別れてしまっていて、振られたほうから話を聞いてみたら「なんか金持ってる社会人といつの間にか仲良くなってて、そのまま振られた」というなんとも切ない話を、幾度と無く耳にした事がある。
同じように、アルバイトで一緒に入って頑張っていた仲間が、ある日突然辞めていて、どうしたんだろうとボヤっとしていると、そのうちもっといい待遇でもっとおもしろそうなバイトを初めてたりした。

社会人になってもやっぱりそうで、今ある仕事をやめて新しいものにチャレンジする人がたくさん居て、当然ものごく羨ましいようなキャリアを描いている人がたくさんいる。きっとそうするのはとても難しい事だったハズなのだが、自分の信じるものを追求する事に、今の仕事を続ける以上の価値や勝算を見いだせた、勇敢な人たちだ。

仕事においても恋愛においても、手に持っている荷物をそのまま抱え込むか、一旦床においてその上踏み台にしちゃったりしてみるか。この手のチャレンジをするかどうかって、遺伝子によってコントロールされていて、人によっては結構簡単な事だったり、絶対ありえない事だったりする。んで、それは遺伝する。…周りを見ていて、僕はそう思う。

後天的要因で、この意思決定特性を乗り越えたりすることってあんのかなー。