Thee Rang 跡地

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ビアガーデンの夜 タイの映画館

 まれて初めてビアガーデンというものに行ってきた。行く前のイメージだと、いたるところでサラリーマンがネクタイ外してギャハハとか笑いながら飲んでるイメージだったが、行ってみると意外に女性が多いことにびっくり。女性だけのグループが大量にあって皆さん楽しそうにジョッキを傾けていて雰囲気が良く快適だった。
 今日は朝からすごく暑かったので、おそらく最高のビール指数だっただろうなあ…ドイツ産のなんとかとかいうビールをジョッキで3,4杯ほどかたむけるとなんともいえない幸福感だった。
 半月も見事で、月を見ながら酔うのもまた良し。




 明日は『K君が乗り遅れるラフティングツアー』というイベントがあるが、あまりのビールのうまさに帰ってきてから少し横になろうとしたらふと気が付けば二時。我ながらよく起きれたと感心するも、いそいで準備に取りかかる。
 明日は自然と戯れてくるのでこのBLOGが更新されない日だ。
 きれいな空気を吸って、きれいな写真を撮ろうと思う。




 酒がはいっていると目が冴えて仕方がない。
 ので、先日のThailand旅行での話でもしようと思う。
 僕は映画を見に行った。SIAM ParagonというBKK(Bangkok)でも1番か2番に立派なデパートの五階に、IMAXシアターができたというのでいってみた。ちなみにSIAMにあるPARAGONという名前のデパートで、SIAM(サヤーム)というのはタイの商業の中心地だ。日本でいうと渋谷+新宿みたいなもので、若者や外国人観光客に非常に人気の街だ。
 一つ気づいた事として、タイには有名な『カオサン通り』という主に東南アジアを回る(まともな)バックパッカー、ダメな沈没ファラン(farangというのは"見た目西洋人"という意味。)、ごく一部のダメパッカー向けの溜まり場があるが、そこから出てきたまんまの格好だと浮きまくるので注意が必要。
SIAM PARAGON 公式サイト:http://www.siamparagon.co.th/index2.html
 すごく豪華なホールを横切り、券を買って入場する。客席で目立つのはインドっぽい人たちだった。彼らはタイでは割とリッチな人が多いという印象がある。子供達をたくさんつれてきていたが、決してうるさくはなくきちんと躾がなっていると感心する。上映前の注意が口頭で行われる。3Dメガネをかけるタイミングだとかそういうのをタイ語とめちゃくちゃ難解な発音の英語で説明していた。そんな難解な発音に慣れてきた自分に拍手。
 タイでは、映画の上映前に国王のムービーを流し、その間は起立する。
 聞いていた話では起立している間は後ろを向くという事だったのだが、今回はそんなことはなく普通にスクリーンに向かってじっと耳を澄ます。
 着席すると映画が始まる。ここで注意する事がある。映画館の中は尋常じゃない寒さだ。外で半袖Tシャツを来て汗をかいた分、中でははっきりいって真冬の屋外で映画をみているような感覚に陥る。バンコクで映画を見に行く人は長袖Tシャツ持参は必至だ。
 僕にはもう一つだけ問題があった。すぐ隣はカップルで、すごく仲がいいみたいだった。映画の間もけっこういちゃついてたりしていた様だ。別にそれ自体は自然な事なのだが、衝撃だったのはどう見ても二人が普通のにいちゃんだった事だ。タイはオカマとかゲイが多いのは有名な話だが映画館で隣り合うというのはレアな経験をしてしまった。
 映画は『スーパーマン・リターンズ』。IMAXシアターだったので字幕がめっちゃ小さく見える。しかし画面はすごい迫力。この映画は3Dで表現される場面があり、しかもけっこう要所だったりするのでさらに興奮。内容ももちろんだが、3D映像と音の迫力は一見の価値有りと思う。後から知ったのだが日本公開が8月中旬頃らしく、少し得した気分になる。きっとこの映画は話題になるだろうなあ。ストーリーもおもしろく、大満足で映画館を後にする。
 時計をみると、もう深夜0時を回っている。
 バンコクの夜風は、排気ガスのにおいがした。