Thee Rang 跡地

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牛丼屋

 間にはいくつか有名牛丼チェーン店があり、なぜかそれらはB級グルメの代名詞として学生をはじめとしてサラリーマンやらガキンチョやらから絶大な支持を得ていて、しばらくまえの牛肉騒動の時などは連日新聞に一挙手一投足が書きたてられるという異常な注目され具合だった。
 僕も学生の頃はろくに金が無かったので、よくこの牛丼屋にお世話になっていた。安かったからだ。安いといっても、香川県ではうどんが200円あれば腹いっぱい食えるのであんまり安いとは思わなかったのだが、相対的に安かった。家の近くには大体の種類の牛丼屋があったが、ぼくは『すき家』というのが非常にお気に入りだった。牛丼といえば『吉野家』が有名だが、あそこはどうも好きになれない。理由は二つあって、一つは店内が汚い感じがすること。もう一つは、お茶やお水が全然飲めない(店員にいってついでもらう必要がある)事だ。この二つが同時にあてはまる店というのは僕の経験上だいたいおいしくないし、一度しか行かない。逆に、二つともクリアする場合はかなりおいしい料理を食べさせてくれる可能性が高い。
 学校が終わった帰り、アルバイトが終わった帰り、夜中に突然、
あらゆるシチュエーションでの食欲を受け止めてくれるのが牛丼チェーンという存在だ。たいしたこと無い値段で、白ご飯と肉が食えるというだけでも大変にありがたい。厨房などはどんなものかというのは想像がつくがまあ仕方ないと納得するしかない。うすっぺらで向こう側が透けて見えそうではあるが、鮭がついてくる定食などもあり侮れない。もうずいぶん一人ですき家に行っていないが、これを書いているAM1:00などにふらっと一人ですき家に出掛けられるとしたら、学生時代を思い出してきっといい気分になれるに違いない。いったろかな、、、と思いつつも、近所にすき家がないので断念。なんでないんやろうか?あったら結構利用しそうなのにな、、、近所には吉野家松屋がそれぞれ一件ずつあるが、全く興味がそそられない。早く近所でも、豚丼大盛りつゆだくに、おくらと青ねぎぶっかけて醤油かけて食えるようになってほしいもんだ。(学生時代は金が無かったのでつゆだくというオプションのみだったが、社会人になってから(というか最近)、それに青ねぎとおくら(かつおぶし付)を添付できるほどになった。)