The Black Box
下の写真をみて、すぐに何に使うものか分かるだろうか。
そう、これは携帯電話にも音楽プレーヤーにも、カメラにも電卓にもタイマーにもビデオ再生もなんでもできる夢のgadgetだ。黒光りする鏡面に浮かぶボタン類がすべて映像になっていて、しかもタッチパネルで操作する（らしい）。シンプルな外観がまたいい。これを胸ポケットに入れてスッと出したら相当かっこいいリーマンになれるに違いない。
が、当然まだまだ実現は遠いモデルで、実現されたとしても実用にはさらにほど遠い時間がかかるだろう。BENQ（台湾のメーカー？で液晶モニタなどで知られている。）のコンセプトモデルらしく、液晶モニタメーカーが発表するというところに一抹の光を感じつつもしかし技術的にまだ時間のかかるアイテムだろう。そして開発されたとしてもそれが日本のいずれかのキャリアで使えるようになる可能性は数％だろう。ヨーロッパやアメリカなどの、他の多くのクールな携帯のように。
何かが進化するとき、その進化は螺旋系を描くという。ＡからＢにいって、結局またＡに戻ってくるもよく見たらＡより進化しているＡ'だった、というように。ファッションも芸術もビジネスも音楽も案外そんなものかもしれない。このThe Black Boxも、四角いシンプルな外観やタッチパネル方式などが一回過去に戻った様で、そして現代テクノロジと融合して進化したような印象を受ける。
まだまだ見て楽しむ段階だが、こういうのが出てくると、いよいよソニーのＡ１４０２Ｓのジョグダイヤル*1を卒業する頃合いになってくるのかな、と考える。
追記：画像は最新ケータイをいち早くお届けする信頼と実績のMobil.cz – Vše o mobilech, operátorech a telekomunikacíchより。タイトルが読めないというひとは勘弁。僕も読めません。BLACBOXのページはこちら。
