Thee Rang 跡地

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制汗スプレー侮りがたし

 校の部活の後、どの部室にも制汗スプレーの匂いが蔓延していたのを強く覚えている。無頓着な僕なんかは何がそんなにいいのかと不思議に思っていたが、部活のあと買い物やデートをする人たちにとっては、必須アイテムの一つだった。…そういえば不思議なことに、高校には部活の後にシャワーを浴びることができる部屋が無く、一部の人達はプールに忍びこんで、シャワーを拝借していた。あれだけ汗だくになるのだから、どっかにシャワー施設があってもいいのになあ。もしくはあっても知らなかったのか。

かなりの生活必需品
というわけで、普通の人達は、高校、ちょっと早い人は中学の時分から制汗スプレーのお世話になる事になる。制汗スプレーというとあまり生活で意識する事は少ないが、実は歯磨きと同じくらい使用している生活必需品の一つだ。
軽く試算
例えば、一日に二秒ずつ、両腋に使用するとする。すると、普通のサイズの缶のもので、大体一ヶ月に1缶ほど消費する計算になる(某所調べ)。1缶700円(高いものはもっとする)としても、一ヶ月に700円は制汗スプレーに使う計算になる。つまり、一人700円x家族3人x12ヶ月、、、と計算すると、1家庭で一年に25,200円もの金を制汗スプレーに使う事になる。

もちろん、おそらくではあるが、女性のほうが男性より使用頻度は高いであろう。また、スプレータイプでなく塗るタイプの制汗剤などの使用を考えると、冬を考慮にいれたとしても1家庭でおよそ3万円は優に使っているのではないだろうか。これは、バイクなどの保険とほぼ同額である。

日本の世帯数はおよそ5000万。そのうち1/10の家庭が上記モデルに当てはまると考えたら、1500億円ほどの市場という事になる。大規模市場なのだ。

数本の空き缶
が家に転がっているのだが、なんともいえず処分に困っている。ゴミ出しするにしても中のガスを抜いてからじゃないといけないので、そのうちやろうなどとだらだらとしているうちにもう一年分くらいのがたまってきてしまっていて、これが余計僕を億劫にするというダメスパイラルに陥ってしまった。

実はこのエントリを書いた理由は、これがきっかけで一念発起し、怠惰に転がる数本の空き缶に穴を開けてガスを抜き、月に二回の燃えないゴミの日に袋詰めにして出す…という離れ業をやってのけるかもしれなという自身への儚い期待をささやかながらも披瀝させたものである事を追記しておこう。うーんダメそうだー