Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

トリニダード・トバコ

 ットサルの予定だったのだが雨で断念。久しぶりに同期達と会える場だっただけに誠に残念。フットサルは一回くらいしかやったことがないが、バスケットボールとほぼ同じ大きさのコートで忙しく走り回る為、死ぬほどしんどいスポーツだ。しかもゴールはハンドボールのゴールで小さく、至近距離からのシュートがほとんどなので見ていてあまりダイナミックな感じではない。こういうのがまさにしたほうがおもしろいスポーツと言うのだろうなあ…。そういえば先日ドイツにてワールドカップが無事に開幕し、日本のみならず世界的な盛り上がりを見せている。
 オリンピックよりワクワクするのは何故だろうか?アマチュアの大会とプロの大会のエンターテイメント性や緊張感の違いという要素もあるだろうがやはりサッカーというシンプルなルールの競技だからだろう。だいたいの人はルールを知っているし、知らない人も10分も見ればだいたい理解できるようになる。つまり誰でも簡単に競技にのめりこみやすく、また自国が出ているともなればなおさらなのは言うまでもないだろう。そりゃ熱狂するわな。やはりシンプルであるというのは大事だ。(笑点という日本で最も有名な番組があるが、まさにシンプルでいて変わらない事こそが変わらない評価を浴びている原因だと思う。サザエ然りドラ然りアンパンマン然り。)僕も普段は全くサッカーに興味はないが、このワールドカップの時期になるとどこの国にどういう選手がいるのか、とか誰のプレーがエキサイティングでおもろいかとか気になってしまうし、そういう事に詳しい人を羨ましく思ってしまう。もちろん中継をしていれば見てしまうし、サッカーってやっぱりおもしろいなー!って思う。なんと身勝手な、、、(笑)
 僕もシンプルにサッカーを応援してみることにした。日本を応援するのはもちろん、最強カナリア軍団と呼ばれるブラジルとか、なんとなく好きなジダンという人がいるフランスとか、その他も色々なチームを応援していきたい。昨日夜中にテレビで中継されていた、スウェーデンvsトリニダードトバコの試合は0−0で終わったものの非常に胸を熱くさせられた。防戦一方の初出場のトリニダードトバコが強豪スウェーデンと引き分けた。意気消沈するスゥエーデンの選手とは対照的に試合終了後の選手や観客の様子はまるで優勝したようで、見ていてほほえましく思った。たとえゴールは入らなくとも、双方のドラマチックなキーパーの活躍が心に焼き付いた試合だ。特にトリニダードトバコのキーパーはまるで神懸かっていた。おそらく昨日の彼のプレーは一生彼の勲章になり、国民の心に残るだろう。ホイッスルの瞬間、解説も絶賛していたディフェンス陣とキーパーが抱き合う様子は真っ先にTVに写った。そしてトリニダードトバコの監督のガッツポーズも誠に感動的だった。スウェーデンの意地をかけた猛攻に、観客席のほとんどを占める黄色とブルーのスウェーデンサポーター。後半は一人少ない10人という逆境のなかで勇敢に戦い抜き、見事に見ている人に感動を与えサポーターも歓喜していた。かの国は人口あたり殺人事件数で日本の30倍、さらに誘拐も多発し、流しのタクシーを利用出来ない程治安は悪い。しかしその国からドイツに乗り込んできた代表チームは真のプロフェッショナル魂と、サッカーの奥の深いおもしろさを教えてくれた名試合を見せてくれた。
 最後にドイツの友人からのメールをご紹介…

Hey Toshiro,

i'm fine. You 're rigth, Germany is the hottest country in the world at the moment.
It is very crowded at the moment and there are so many drunk people arround.
I only have got tickets for Ukraine vs. Tunesia.
I 'll cheer for Japan to and 'll look forward to see the final Germany vs. Japan ;-)

 彼は今大学院でITを専攻しているが誠に真面目で明るくいいヤツだ。今度絶対遊びにいってみよう。しかしこういう風に現地からの声を聞くと、四年前のライブ感を思い出して必然的にテンションもあがる!というわけで出来る限り皆さんワールドカップを楽しんでいきましょう。