Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

見た目重視

 RSSを使っている人は結構いるんだろうか。最近僕は職場で仕事の休憩時間等に効率的にニュースを取り込むために使っている。僕はネット上の最新情報を漁ったりとか、今話題のサイト巡りとか有名人のブログをウォッチするとかいう習慣とかスキルがあんまり無く、どちらかというと気の向くままにネット上をうろうろするのが好きな性質だったので、どうもこのRSSというのは風情に欠けると思ってしまう。RSSがあまりにも合理的すぎて、RSSによって配信されるコンテンツの大まかなタイトルとか見出しを一通りみて、興味のありそうなものだけをクリックするという形の味気ない情報収集をするようになった。まあそのへんは人好き好きだろうけど、なんとなーく、つまらない。。。
 というのをどうして考えるのだろうと考えた。僕のブログの左下にもこのはてなブログ?の機能を利用してRSSを取得して記事のタイトルを表示するといった機能を備えてある。2006年6/20現在はEngadget Japaneseというちょっとおもしろい理系なニュースをアップしている所だ。僕がこのサイトを気に入っている理由は、もちろんニュースの内容がおもしろいというのが最も大きいのだが、サイトの見た目が非常にスッキリしてて読みやすいという点にある。スッキリはしているが、しかしさびしい感じでもなく記事のコンセプトに会ったシャープなデザインだ。それはそれでいいのだけども、RSSから飛んでしまうとその記事しか見ないのであまりサイトのデザインを見る事がない。これは悲しい事だ。やはり、サイトというのは毎日更新される記事であってもそのサイト独特の空気というか雰囲気を感じ取って楽しみたいと思ってしまう人なので、RSSを偏重するとサイトデザインや構成に無関心になってしまいがちじゃないかといらん心配をしてしまう。
 GREEという、僕もやってるソーシャルネットワーキングサイトにて、登録者の日記をRSSで読み取って全文GREEからよめてしまうというサービスがある。これは困る。読者は、一次的には味気のないGREE上での文面だけしか触れる事ができない。どんなにオシャレサイトでも、coolなグラフィックを盛り込みまくっていても無意味になってしまう。とか文句をいいつつ僕は使ったことがないので本当は配信するブログ側の問題だったとしたら申し訳ありません。けどまあGREEにおいてどこまで設定できるのかはわからないが、だいたいリンクしている友人を見てると記事全文が入ってしまっているようだ。なんだかなあ。とある知人のブログは、定期的に非常に美しい海の写真や人物の写真が貼り付けられている。それに添えられた文章がまたいい文章で、写真とあいまってその人の人格やセンスを如何なく発揮していて非常に大好きなサイトの一つである。が、GREEでその人のブログを読んでいた僕はつい最近までそのことを知らずに、割と悔しい思いをした。
 まあサイトの作成とかもHP作成ソフトウェアの発達は言うに及ばずCSSの台頭やマルチメディア系作成ツールの普及、ヘルプドキュメントの充実に伴ってかなり身近になってきたイメージがある。僕が数年間いろんなサイトを見てきた(り作ってきた)経験によると、かっこいいサイトとかついつい目を引かれるサイトというのは決してそういうツールやスクリプトに精通した人間によって作り出される物では無く、はっきりってこれは個々人のセンスという要素の占めるところが大きいというのは一定の同意を得られるんではなかろうか。センスがいい人のサイトは、たとえ技術が未熟であっても何かカッコイーなあと思ってしまう何かがある。内容はもちろん大事だけれども、RSSなどの中身抜き出し手抜き閲覧でそういうサイトの良さを見逃してしまうのはなんとも残念な事だと思う。(同様に、中身はめっちゃ充実しとって外見は・・・みたいなのも残念っちゃ残念。。しかしヘタでもウマーとかそういう印象もアリやし余計なお世話やな)。
 ちなみに関係あるようであんまりないけど昔保存してためっちゃかっこいーーー!って思ったサイトの一部をご紹介させていただきます。是非ご覧になって下さい。 

Rainy's : http://www.ipi.fi/~rainy/index.php 
 いままで見たブログ?系レイアウトの中でもかなり上位のかっこよさだと思う。作ったひとやっぱセンスいーわなあと思ってしまう。。。これぞ技術的なスキル云々の前にセンスが輝きまくっているよい見本じゃないだろーか。色もいい。フォントもいい。右下のロゴなんて心憎すぎてまねしたくなってしまう。ちなみに、ここのカレンダーソフトは別に普段つかってるわけじゃないが非常にクールなデザインでお気に入り。アイコンも死ぬほどかわいい。その上イベント管理やTO DO管理もawesomeな見栄え。おすすめ。クールとかセンスとか適当な言葉ばっかりで真に遺憾。

dirty.ru : http://www.dirty.ru/ 
 クール!というか渋い。結構昔に見て強烈な印象をのこしてくれたページの一つ。RELOADする度に左の絵が変化するのがシームレスですごくかっこいいと思った。書いてる内容はわけわからない上に重かったりするんだが、しかしそれを補って余りあるアナログ感が心地いい。当然実際の古い手紙などをスキャンして使っているのだろうが、よくやるなあと感心。あんまりまとまった印象のサイトではないが、しかし左側部分を見ただけで思わずブックマークしてしまった。

nocut.org : http://www.nocut.org/ 
 同じように、紙の質感をうまくWEBに取り込んでシンプルながらもオリジナリティ溢れる印象!上のサイトもそうだけど、WEB上の表現はデジタル表現だけという概念にとらわれず積極的にアナログちっくな要素を取り入れていくというひねくれ具合が僕の嗜好らしい。。。ちょっとクシャっとした紙を使って、しかもマウスオーバーのアクションまで凝っている。大阪出身のデザイナーさんのサイトらしいが、作品をみてみると前衛的な印象をうける。フリーフォントがあるのにたった今気づいたが、手書き風でかなりかっこいい。