Thee Rang 跡地

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食い物

 事とは人間の三大欲求で食とは....というのは以前書いたことがあるが、今までの僕の人生においてその存在が僕のアイデンティティにまで影響を及ぼしているといっても過言ではない食事一覧

  1. 讃岐うどん 
  2. お好み焼き(もちろん本場広島のもの)
  3. 一鶴(香川ローカル)
  4. じーちゃんの手作り餃子
  5. おかんコロッケ

 讃岐うどんははっきりいってその他の県のうどんとは別の料理といっていい。どっちが本物のうどんか、とかは置いといてともかく別もの。麺のコシ、のどごし、つや、色、味、讃岐うどんのそれははっきりいって芸術の域に達している。讃岐うどんであれば冷凍食品も例外ではなく、スーパーの冷凍食品コーナーで目にする「加ト吉の冷凍うどん」の評価の高さは衆目の一致するところだ。そしてだしの色や薫り、ねぎ、しょうがの新鮮さ、店舗ごとにオリジナリティ溢れるシステムとその存在感は地元香川県では他の追随を許さない。ちなみに僕が母に昼飯代金をねだるときには、お昼ごはん代ちょうだい、とは言わずにうどん代ちょうだい、と言っていた。部活のチームメイトやクラスの友達がどのうどんを頼むかでそいつらのその日の機嫌を測るなんてことも容易だった。ちなみに伝説的においしい店は琴電林道駅のすぐ脇の「多満屋」だ。一生忘れられないうどんだ。目の前でリアルに作り出される麺もダシもすばらしいの一言。おしむらくはもう潰れてしまって二度と食えないという事。

 お好み焼は本場広島のものとあえて注釈をつけることになったが、大阪風のお好み焼きと混同されることが多いのでやむを得ない。大阪風のファンの人たちの名誉の為に明記しておくが僕は大阪風のお好み焼きも大好きだ。ただ、彼らは本物のお好み焼きの事を『広島風お好み焼き』と言うのはまだ許せるとして『広島焼き』、ひどいところでは『モダン焼き』などと表記する事がある。まったく噴飯もので、一度広島に行ってお好み焼きを食べてみればしょーもない言い争いや勘違いもなくなると思われる。本場のお好み焼きはふんだんにキャベツをつかいふんわりシャキシャキと仕上げ、麺と肉でボリュームを調整しつつ卵やチーズなどもまろやかにおたふくソースと青のりで鉄板から直接鉄のヘラで頂くダイナミックな味だ。栄養価も高くヘルシーで、昼飯に食いたい食べ物NO.2だ。(NO.1はうどん)

 一鶴は香川ローカルだと思いきや横浜にも一つ支店があるらしい、鳥の足を独自の味付けでまるごと出してくれるチェーン店だ。スパイシーでこくもなく薄くもなく、みごとに焼かれた鳥の足には固定ファンも多く、ごはんにもビールにもぴったりなこと請け合いだ。鳥の足もうまいが鳥のお吸い物もうまい。鳥メシもうまい。四年間関西で生活し、一年間東京で生活したがここを超える鳥の足を出してくれる店には未だにお目にかかった事がないと言っていいほど秀逸な店。横浜近くに住んでいる人は是非。値段もリーズナブルで、おいしいお酒が飲める事まちがいなし。