Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

スポーツで勝負するという事

 ポーツの秋という言葉があるが、個人的にスポーツは夏のものだと思っている。
 これから、スポーツが気持ちいい季節だ。
 ただでさえ座ってても立ってても汗をかくのなら、どうせならスポーツで汗をかきましょう、みなさん。
 僕自身中学、高校の六年間ハンドボール、大学時代、社会人時代合わせて二年ほどジムの練習生としてボクシングをしていたわけだけどももうずいぶん定期的な運動というのをしていない。たまーにスポーツジムのプールに泳ぎにいったりトレーニングをしにいっているものの確かにそれで健康は保てるのだろうがあまりスポーツをしているという実感がわかない。だから、自然と通わなくなって気がついたらもう一ヶ月いっていない。
 僕がスポーツの醍醐味を感じるのは身体を動かして筋肉を鍛えたり循環系とか呼吸器系を鍛えたり、あるいは脂肪の燃焼に気を使ったりする時ではなく、誰かと勝負している時だ。スポーツの本質はこの勝負するという所にある。ボクシングにしても野球にしてもサッカーにしても、レクリエーションスポーツを除けばここが芸術とは決定的に違うところだ。
 スポーツの試合をする者は勝ちに行くのは当然だ。それがスポーツマンシップであってそうしないのは相手にとって失礼だし、スポーツにとっても失礼だ。ところが勝つという事はそんなに簡単な事じゃなく、相手も勝ちたい中を勝つのだから当然相手よりぬきんでた能力があったり、戦略があったりしないと話にならない。僕が考えるに、スポーツで勝負する中で、汗をかいてさわやかな笑顔を浮かべながらいかに相手に失礼のないようなプレーをするかどうかという事には1ミリの価値もない。大切なのはいかに相手を出し抜き叩き伏せる鬼になれるかどうかだ。大リーグでのトップベースボールプレーヤーであるイチローは、大相撲のトッププレーヤーである朝青竜に関して次のような発言をした。
 「会うと優しい顔なんだけど土俵の上の厳しさ、鬼のような顔が僕は大好き。
  勝負師として尊敬しています。」
 「ああいう(鬼のような)闘志は競技者として絶対に必要」
 この発言の後、彼はWBCで日本の優勝に大きく貢献した。いままにでに見たことがないほど熱いイチローに、日本中が驚いた。
 先のワールドカップでも、当然テレビであまり触れられはしないものの色々な選手の汚いプレーは随所にみられた。しかしそれが審判によって笛を吹かれ反則をとられない限りはフェアプレーとみなされるのであって、ルールと審判のジャッジが絶対のスポーツの中では勝つための基本的な手段だ。国民の期待を背負って戦う以上チームが勝つのは使命である。僕は使命を背負って戦う戦士達のプレーの表裏両方を楽しめるようになりたい。そうやって死闘を尽くした後にお互いが相手の健闘を称えてこそスポーツでお互いが分かり合えるんじゃないだろーか。
 だから、好プレーなどはもう見飽きたので番組やサイトではできれば汚いプレーとかの特集をしてほしい。僕が見ていておもしろそうだと思ったのは、例えばフリーキックコーナーキックのときのポジションの取り合いだとか、ヘディング合戦での妨害とか、ドリブルをいかに止めるかとか、いかにうまくこけて痛くみせて相手のファウルにさせるかとか、そういう小癪な部分だったりする(無論度が外れて汚い選手も中にはいるだろうが、そこは審判の裁量によりフェアプレーかどうかは決定される。)。
 フランスのジダンはイタリアの選手から暴言による挑発を受けて頭突きをして、退場になった。結局は喧嘩両成敗となった形だが試合で退場したのはジダンのみだ。審判から離れたところで挑発したイタリアのマテラッツィは卑怯だがラッキーな選手だ。僕も昔試合中に何度も相手に挑発されたことがある。ボールを持った瞬間「殺すぞ?」とかつぶやかれたり接触プレーを必要以上に強く当たってきて足を踏まれたり肘鉄を入れられたり頭突きをされたり、、、色々やられたがたまに挑発にのってやり返したり言い返したりするとその後必ず自チームの先生に殴られた。なので、そういうやつを抜き去ってシュートを決めて自陣にも戻る際にそいつに向かってクスっと笑いかけるだけですっきりするようになった。
 (話はそれて、こういう接触プレー?で異様に強いやつというのがいる。見た目が細かったりしても、何故かそいつに触れていると身体が動かずブロックされたり、ボールを持って抜こうとするときにそいつがくると不思議とボールが重くなって抜けない、など。。。明らかにスピードとかパワーではなく、別のエネルギーを使っていた。あれは今考えると合気道的な原理で相手の行動を制御してるんかな・・・?サッカー選手にも合気道の有段者とかいたらポジション取りとかに役に立ちそう・・・笑。)
 高校の頃のハンドボール部は、自分で言うのもなんだがトップクラスに強かった。四国の中ではトップ3には常に入っていたし中四国をあわせても10本の指には間違いなく入るチームだった(残念なことに香川県のトップ3がそのまま四国のトップ3という時代だったのでインターハイにはいけなかったが…)。しかし僕の高校は地元でも有数の進学校で、はっきりいってスポーツをしに入ってくる人間は一人もいない。全員いい大学へいくための授業や指導を受けたくてはいってくるような連中ばっかりなので、当然僕を筆頭としてなまっちょろいヤツがおおい。しかも、部員数もぎりぎりだった(ありえない事に7人でやる競技なのに7人の部員しかいないという時期もあった)。対して、他の強豪チームはハンドボールをしに入ってきているようなやつらばっかり、で人材も豊富だ。そんななかで勝つにはやはり真剣に練習に取り組む必要があった。体罰も当然のようにあったし、テスト前だからと練習が休みになる事は決してなかった。だが試合に負けると悔しいから、勝つためなら仕方ないと思って頑張っていた。
 あのころみたいにひたむきに、勝つためにスポーツをする機会ってもうないんだろうなあー、、、。試合とかをすることがあっても勝つためじゃなくて競技を楽しんだり身体を動かすことを楽しんだりするだけの感じがする。もちろん、それはそれでめちゃ楽しい。
 これからはせっせとレクリエーションスポーツに精を出そうかな。手始めにパラグライダーとロッククライミングをやってみたいなー!というわけで誰か付き合ってください。




 配線のまとめ状況について。昨日は謎のUSBケーブルを除外して、細かなゴミをひろっていった。
写真は割愛!