Thee Rang 跡地

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いつまでも熱い高校野球

 方予選で各地が熱い。日本の夏は高校野球のシーズンだ。各県の代表が出そろうと、ちょうど子供達が夏休みで学校がない八月に西宮の甲子園に各校が集い熱い戦いを始める。テレビは全試合かならず放送し、高校球児達が白球を追いかける姿を追い続ける。
 僕は野球が好きだ。そもそも広島カープ一筋24年。高校野球についても、選手の気迫や緊張具合がプロ野球とは比べ物にならないのでどんな試合になるかわからない。見ていて楽しいのは間違いない。
 けれどもどうも高校野球の扱い方について疑問を感じることもある。
 そもそも、僕は全試合をNHKで放送する意味が全く分からない。NHKってのはご存じの通り視聴者の皆様ガタのジュシンリョウというので成り立っている。つまりは言うまでもなく公共的な意味合いの強い放送局で、別に堅い事をいうつもりはないが国民の生活水準の向上の為に、また社会に必要な情報を速やかに届ける為に存在していると言っていい。その目的に甲子園の全試合、そして各高校の校歌が必要とはどうしても思えないんだが、、、。一体国民の何%が高校野球全試合を必要としているのだろう??一度調査して発表してみてほしい。いくら夏休みでまったりしてるシーズンでも、日中NHKにチャンネルをあわせると必ず野球を放送しているというのは暑苦しいと感じる人もいるんじゃないかなあ、、、。ケーブルテレビや衛星放送など視聴者の選択肢も多様化したので見たい人はそっちで見て、地上波では普段通りの放送をして準決勝と決勝だけ放映するという風にしても何も問題が無いように思える。
 まあそんなのは個人の嗜好なのでとやかく言うのは筋違いだが、このシーズンは野球に限らず他のスポーツもインターハイやらなんやらで結構アツいシーズンだ。サッカー、バスケのような比較的競技人口の多いスポーツももちろんそうだし、割とマイナーなハンドボールとかのスポーツでも全国大会の上位の試合を見たいっていう人は結構いるはずだ。そういう需要にも目を向けた方がみんなが幅広く見てくれるんじゃないだろーかと思うのだが、いかがなもんかな。
 ちなみに今年は世界レベルで二つの大きな球技大会が開かれた。野球のWBC、サッカーのワールドカップ。この二つの日本チームの成績は別にいまさら書くことでもないが、前者は優勝、後者は一勝もかなうことなく予選敗退だった。結果がこうも対照的となった理由は、日本で夏休みを過ごしてみると誰でも分かるに違いない。
 <追記>
 実はもう一つ不思議な事がある。高校球児が必要以上?に神聖視されている点だ。
 高校野球の運営団体の体制などはよく知らないが、ニュースを見ているとどこどこの高校球児もしくは監督が不祥事を起こしたからといって高野連があたかも裁判所のような顔をしてコメントを出している事がある。見ていて少し不快だ。高校球児や監督も一人の人間であって、ただ野球に所属するというだけの特徴があるにすぎない。校内不祥事についての処分などは校則や法律が決める事であってマスコミがはやし立てる必要性というのをまっっっったく感じない。それを知ってどうこうするという人が国民に何人いるのかも知らないがそんなにいないだろとも思う。
 そもそも先輩からの後輩いじめ、飲酒喫煙、監督からの暴力など毎日どこかで問題になっているような事だ。それを、野球関係者だったというだけで「この人たちは高校球児もしくは高校野球の監督の癖にこんなことやってました!皆さん、許せますか!?」と騒ぐというのはまるで国民にチクっているようにしか聞こえない。高校野球に格別熱心な某大新聞社などがその最たるもので、高校スポーツから宗教、国家レベルでの政治問題まで"チクる"というのはその某大新聞社の体質なのだろうか。社会の木鐸が聞いてあきれる。
 僕が直接知っている例ですら、とある競技でインターハイ上位に食い込んだチームが、実は部員の喫煙で部室を全焼させたことがあった。また、別の競技で県を制した別のチームの主要メンバーが、過去に多数の生徒と共に飲酒、喫煙をしていた写真が学校に渡り、大量に停学処分をくらったという事もあった。だが彼らのチームが新聞沙汰になった事も、もちろん部が大会に出場停止になったという事も寡聞にして聞いたことがない。
 基本全員ボウズというのも武士道ならぬ「高校球児道」というのをにおわせるが、彼らは他のスポーツをする子供達とは別に、特別に学校の代表と認識され特別な倫理規範をおしつけられ、不祥事を起こすと学校があわてふためいて釈明会見を開くというのは悲劇を通り越して喜劇を見ているようでもある。そんなに騒ぎ立てられても、一番つらいのは球児達だ。最も、そのプレッシャーと戦いながら練習や試合に臨むからこそレベルの高いプロ野球界、そして世界一の代表チームが実現するのだというのも厳然たる事実だが。
 いつの世代でもどんな競技でも、高校スポーツのインターハイというのは単純に技術や戦略を最高レベルで競うだけのものではない。その裏には、三年間たらずの間共に練習に打ち込み、いろいろな嬉しさや悲しさを共有した仲間たちとの最後の舞台(国体を除く)という甘酸っぱい一面を持っている。
 僕は野球だけでなく、色々なスポーツで繰り広げられているそんな劇的なドラマを見たいなあとなんとなく願う者だ。




 さて、PC周りの配線整理状況だが流石に休日だけあってゆっくりと取り組んだ。ある程度片づいた感がある。

  1. スピーカーの配線をたばねた
  2. lanケーブルをプリンタの台の下に大部分隠した
  3. スピーカーをPC台にあげた(本当はPC保護や音響の観点からも良くないのだが、下にふきんを敷いてとりあえずさっぱりさ重視で置いてみた。)
  4. ほかにいくつか針金で線をたばねた
  5. 机を移動して間をつめた

下の写真をご覧あれ!