Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

ディズニーシー

 、新しいアトラクションがオープンした(する?)らしい。タワー・オブ・テラーという名前で、38mのフリーフォールという事で結構怖そうなので一度乗ってみたい。思えばもうずいぶん前からディズニーシーでそびえたつ高い建物が不思議だった。はじめは布みたいなものがかかっていてよくわからなかったが、そのうち布がとれてでっかいホテル型の建物だと分かるようになった。遠めにみてもかなり豪奢な建物*1で、最上階などはものすごくみはらしのよさそうなテラスが見える。中に入るのが楽しみだ。
 ディズニーシーだとかディズニーランドとかは結構好きなほうだ。
 忘れられない思い出としては、小学校三年生か四年生のころ生まれて初めて東京に来たときに、親に連れて行ってもらった事がある。舞浜のホテルに宿泊して、二日くらいかけて園内を回った。そもそもテーマパークというものにあまり行ったことがなく、あっても今は無き呉ポートピアランドくらいのものだったので、テーマパークは怖いというイメージがあった僕にはメルヘンそのものの世界で、園内で歩く一歩一歩がファンタジーの世界の冒険のヒトコマひとこまくらいに感じた。写真は数枚しか残ってないし、記憶も相当薄れてきてしまっている。が、おそらく小学校の頃の家族旅行の中ではダントツにはっきりと思い出すことができるイベントだった。
 二日目の夜、帰りの便が迫り園内も暗くなった頃、出口付近の花壇の横を通った。
 楽しかった旅行もこれで終わりかとおもうとガキながらに悲しくなり、ふと花壇の花をみるとものすごくきれいに咲いていて、ライトアップされていて、さらに向こう側にはシンデレラ城が浮かび上がって見えた。こんなきれいな光景は見たことないと感動しまくって、今でもその光景ははっきりと目に浮かべる事ができる。そのときの母の表情も、姉の表情も、はっきりと思い出せる。
 それから大分大きくなるまではもう来ることは無かったが、成人してから来てもなんか違うなあと思った記憶もある。もちろんオトナも楽しめるようにつくられているので楽しかったのだが、非日常的なわくわく感は、やっぱり子供にははるかに及ばないなあ、、、。ガキのころ死ぬほど乗りたかったホーンテッドマンションは結局そのとき乗れずに、10年以上たった2005年の秋?ごろに初めてのることができた。このときでもまだ頭の片隅にホーンテッドマンションという、ガキにはスペルはおろか意味さえも分からないであろう単語がこびりついていた程だ。ガキの頃に乗れたらすごく楽しかっただろうな、と少し悲しい気持ちでゆられて、眼下の幽霊ダンサーズたちを眺めていた覚えがある。
 新しいアトラクションは、きっとまた多くの子供達に大きな感動を与えるディズニーシーの象徴となるに違いない。火山やああいいったおどろおどろしい建物は、きっと僕のような悪ガキ好みだ。大きくなったときに僕のようにほんのり切ない気持ちでアトラクションに乗ることが無いように、小さい子供が乗りやすいようにスタッフや家族連れやバカップルが、それぞれ配慮の気持ちを少しずつ持ってほしいと思った。んで、日が暮れてから花壇の前で赤い帽子をかぶって青い半ズボンを着て固まっている目の細い小学生を見たら、また来れたらいいね、と一言声をかけてやってください。

*1:ここにもまた中に特別に部屋が用意されたりするのだろうか?今回のエントリは割りとガキんちょの頃の純粋な感性を呼び起こしてかいているが、少し前にディズニーランドにVIP用の会員制超豪華レストランがあると『いう噂』を聞いて少し凹んだ覚えがある。スポンサー関係者用の部屋とか、まあオトナの世界のメルヘンも楽しめる夢の国って事かな。ヤフオクでもJCBとかJAL以外のスポンサー特別待遇券が出回る事はめったにない。どんだけレアやねんな。