Thee Rang 跡地

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フットサル

 社の仲間がフットサルに誘ってくれるなんてなんと幸せな事だろう。しかし悲しいかな、東京でフットサルを思い切りプレーしようと思ったら高い金を払ってきれいなコートを借りなければならない。田舎やったら適当にどっかのグランド借りるとか、河川敷で遊ぶとかできるのになー。一人2200円も払っただけあって、今日の千駄ヶ谷のフットサルコートはすばらしくきれいで、更衣室以外はかなり設備が整っていた。
 しかしハンドボールで現役選手としてバリバリやっていたころに比べて身体が衰えるのは当たり前としても、衰えっぷりに愕然としてしまう。僕はタバコの類はやらないが、少し走るだけで汗が吹き出てぜーぜー言ってしまう。今日も、現役の頃の試合に出る直前に少しこなす程度の軽いアップのメニューをこなそうと思ったら、半分もこなさないまま息が切れてしまって情けなくなった。そのまま試合に突入するも、当然まともに動けるわけもない。せかせかと動き回ってボールをたくみに操作する同期たちを尻目に無様にグラウンドにねっころがるのが気持ち良かった。
 午後七時も近かったので、周りはもうすっかりと夜に覆われていた。都市の明かりとグラウンドのまぶしい照明でひとつも星が見えない空を、仰向けになってぼけーっと眺めていた。高校の頃、練習が終わるとかならずこうしてコートで寝転がって空を見ていたことを思い出す。僕はすぐバテるし夜空は星のひとつも見えないし、さすがに6年も経つと色々なものが変わってしまったが、今日も口に残ったポカリスエットの味だけは変わることがなく余計に昔のことを思い出させてくれた。
 帰り道は、もうすっかり秋の夜のようで気持ちよかった。