Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

ジンベエザメの神秘

 間というのは非常にちっぽけなもので、海を目の当たりにするとことさらそれを痛感させられる。これは痛快な体験だ。僕はダイビングが大好きなのだが、わざわざ重い器材をしょってボートで荒波に揺られながらポイントに向かうのも、そういう痛快さが一つの魅力だからだ。
 僕は登山をしたことはないのだが、きっと同じような感覚に陥るのだろうか。とある人がとあるwebで、山に登るのは、ともすれば何でも自分でできるんじゃないかと勘違いしてしまいそうな現代人にとって大事な体験なんじゃないかという事を書いていたのを読んだ事がある。そこには、山に登るのがみんな良い人なんじゃなく、山に登ればみんないい人になるとも書いていた。ダイビングもまさにコレに似た妙味があって、違うのは重い荷物を背負って自分の足で登っていかなければならないのと、重い荷物を背負ってただ沈んでいけばよいという事くらいじゃないだろうか。(結構違うな、、、、。)
 以前のエントリで、僕はジンベエザメに遭った事があると書いた事がある。これ以上無い感動体験だったが、最近とあるBLOG*1にてその感動体験が再びよみがえるようなGoogle Videoに遭遇したので是非ご覧頂きたい。*2
 

 ジンベエザメは英語でWhale Sharkという。クジラザメという名前の如く、世界最大の魚類という事で有名な鮫だ。日本ではエビスザメとも呼ばれ、ジンベエザメがいるところでは大漁になるという事でカツオ漁船にとってはまさに福の神だった。大阪の海遊館という大きな水族館の目玉でもあり、マスコットキャラクターにもなっている。僕も海遊館に一度ジンベエを見に行ったことがあるが、太平洋槽で悠然と泳ぐ様はまさに圧巻だった。
 海遊館ジンベエザメのページも気合がはいっている。
 ジンベエザメ大百科 http://www.kaiyukan.com/jinbeezame/contents.html
 先日、地球を100光年離れたところから見た写真と、10ピコメートルの世界で電子を捉えた写真は区別がつかないほど似通っているという事を知った。漆黒に無数の白い点が、砂嵐のように広がっている写真だ。
 そして今日、僕はタイの海で重い器材から開放されて、ジンベエザメの体表の無数の白い斑点を目の前で見た事を思い出した。

*1:ちなみに、そのweblogとはコチラ。『\\\\\ Ursi's Blog /////』。相当おもしろいBLOGなのでブックマークを強く推奨。

*2:Google Videoに飛んでみると、なんとこの映像はなんとタイのプーケットで撮影されたようだ。Richelieu Rockというポイントらしいが、こんなでかいジンベエをゆっくりと見る事ができるとは、なんとも羨ましい限りだ。リンク先にあるバラクーダの大群の写真も非常に美しい!ちなみに僕がジンベエと遭遇したのは、タオ島(Koh Tao)のTwinsというポイント近くだった。