Thee Rang 跡地

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プレイステーション3

 プレイしてしまった。秋葉原の新しくできたビルの中二階?の吹き抜け部分で、何台もPS3がならべられ、迫力の大画面の液晶モニタでたくさんのゲームが動いていた。僕は『みんなのゴルフ5』というゲームを遊んだが、どうやら東京ゲームショウ用のシナリオらしく、3ホール回って終わってしまった。2バーディ。しかし、画面の中のあらゆる物体がリアルに映し出されていて感動した。ゴルフコース、周囲の風景はもちろん木々の一本一本や動植物の動きにまでこだわりがあるようで、素晴らしかった。横では、グランツーリスモの新作やらバーチャファイターの新作やらがゴリゴリ動いていて、テンションがあがりっぱなしだった。もう夕方過ぎで人も居なかったので割と自由に遊べる感じだったのだが、上野公園や動物園に行った後でかなり疲れていたのであまりやらずに帰ってきた。
 プレイステーション3は、発表当初値段が7万円を超えるような金額で、すさまじい非難を浴びた。折りしもニンテンドーDSが大流行した時期と重なったこと、ニンテンドーの次世代マシン『Wii』への期待の高まりもプレイステーション3の逆風となった。が、僕がプレーした感じやはりソニーのブランド、プレイステーションのブランド力というのは簡単に地に落ちるようなものではない。しっかりとしたゲームが出来上がってきていたし、やはりパンチ力のあるソフトはPS3で準備されているようだ。結局値段も最終的には5万円ほどに収まったようだ。
 さらに、性能的にもプレステ3は半端な能力ではない。搭載されているCellプロセッサは開発元のIBMのプロセッサの中でもPOWER6に次ぐ最新チップで、サーバーとしてCellが搭載されたマシンはようやくアメリカで発表されたばかりである。日本では、日本IBMによるCell搭載サーバーというのはいまだに発表すらされていない。このようなCPUが乗っているマシンが5万円ほどで手に入るというのは、たとえるならばソニーの最新のVAIOをはるかに上回る性能のコンピュータを5万円で手に入れるという事に似ている。 用途としてもゲーム機だけではなく様々な事に対応するだろうし、それこそブラウジングやメールなども出来てしまうのかもしれない。僕はPSPを、(980円で買えるというキャンペーンに乗っかったとはいえ)買ってしまった。まさかPS3には手は出さないだろうと思うが、まさかここまでのクオリティだとは考えていなかったので衝撃を受けてしまった。発売は年末あたりになるだろうが、色々とおもしろいソフトも出てくるようならばまずは友人の家の大画面プラズマTVで存分に楽しませてもらってから僕も購入を検討するようなことになるかもしれない。
 まったく、かつて『リッジレーサー』や『グランツーリスモ』のスピード感とコースのリアルさ、景色の美しさに感動し『バイオハザード』のリアルな恐怖感に沸いた僕らのゲーム時代からすればちょっとした隔世の感といったところだ。