Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

悲惨な水難事故と、画期的アイデア商品”AquaPub”

 惨な水難事故があったらしい。
漂流60時間、冷蔵庫に乗って奇跡待った 船員証言
 日本人の船員とインドネシア人の船員が、沈没してから海に漂い奇跡的に船に助けられるまで漂う姿がリアルに描かれている。漂流したのは七人。一人の日本人ははぐれ、残りの六人は波間に漂っていた。六人のところには冷蔵庫が流れてきて、それにつかまって泳ぐことができた。はぐれた一人はインドネシア人が発見し、奇跡的に合流した。そして、位置を知らせる救助用具のスイッチをいれ、限界ぎりぎりのところに船が救助に訪れた。
 はぐれた一人を発見するというのもすごい話だが、そこに冷蔵庫が流れてくるというのも奇跡的な話だ。韓国のものらしかっただろうから不法投棄されたものが韓国から太平洋まではるばる流れてきたのだろうが、それに出会うのも奇跡なら救助船に見つかったというのも奇跡としかいえない。ただ、インドネシア人の船員は、救助される30分前に鳥を取りにいくといってはぐれてから行方が分からなくなっているらしく、救助されたのは日本人5名らしい。彼ら二人は、皆の為に食料を取りに行き犠牲になったのだろう。心が痛む事件だ。
 さて、水難事故の話を読んでこの製品を思い出した。以前海外のなんかのブログで読んで、おもしろいなーと思う程度だったか使いようによっては非常に心強い製品になるかもしれない。
Aquapub (http://customdesign.ca/
 詳しくは↑のリンクを見ていただければ分かるのだが、一見普通の椅子とテーブルセットなのだが、なんとそのまま水に浮くことが出来る。水上で、ベンチに座ってフルーツを食べたりドリンクを飲んだりできるらしい、素晴らしいアイデア商品だ。写真を少し付け足すと、一目瞭然。



これが通常の状態だが、水に入れると、、、

このように、水上で座って食事などができるようになる。

水中からのショット。

 どうだろう?少し大きめのクルーザーや船舶は、これをデッキに積んでおくと普段はテーブルとして普通に使用できるし、万が一のときは海で心強い味方になるだろう。改良してもうすこし小さい4人がけとかのバージョンを出せば、小さめのクルーザーや漁船などにも使えるようになるかもしれない。折りたたみ式であればなおさらベストだ*1。予備の救命船は場所をとるだろうし、普段は何の役にもたたないがこれならテーブルとして活用していた日用品が水に浮いて救命船に変身する。
 そんな物騒な使い方を想像しなくても、通常の用途で充分幸せになれそうな商品ではある。是非一度実物をみて試してみたい。
 タイのタオ島のすぐそばにナンユアン島という、三つの島がビーチでつながっている非常に珍しい島がある。そこのビーチは、ビーチからジャンプして飛び込めばすぐ下にさんご礁が広がり熱帯魚が色とりどりに輝く楽園のような所だ。シュノーケリングの機材はなくとも、手をのばせばツキチョウチョウウオクマノミに触れそうになれる。僕はそこでダツが悠々と海面を漂うのも見たことがある。そういう所で、下の写真のようにこのテーブルを使ってパラソルをさして好きな本を持ち込んで読書にふけることができるとしたら…。*2

もしくは、ノートパソコンを持ち込んでネットをしたり仕事をしたりすることが出来るとしたら…。きっと、最高やろうなーー。
 とりあえず、Aquapub欲しすぎる。

*1:折りたたみまでは行かないが、組立式なようなので、充分コンパクトにはなるようだ。浮力を得るための最適な大きさにしてあるので別サイズはない、と書いているのでミニサイズは期待できそうもないらしい。だが、海ではプールより浮力を得られるので組み替えは可能だろう。波の影響などを考慮しても充分コンパクトにできそうな気もする。

*2:バランスをとるのが若干難しそうだが、上記リンクのFAQには、一人でもOKですよと書いてあるからまあいいか。さらに、動画もあるので是非見てみてほしい。ただ、値段が見当たらなかったのが若干気になるが、、、こちらのグーグルのキャッシュによると1400ドルということで、結構なお値段らしいことが発覚。笑。だが、安全装置として考えた場合は安い。