Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

エントリのカテゴライズ

 WEBLOGを色々見ていると、大体の人がタグやプルダウンなどでエントリーをカテゴライズして、特定のテーマについての記事をまとめて読めるようにしている。アレは便利だし、良いことだ。なぜ良いのか。
 いつもそのWEBLOGを読んでいる人は別だが、検索やらリンクやらで初めてそのWEBLOGを読む、という人が訪れたときに、まず目にするのは検索でひっかかった、もしくはリンクされていたエントリーだ。そして、その人はそのエントリーを見て『○○だなーー』となんとなく思う、もしくは強く感じるだろう。そうすると、大抵はもうワンクリックくらいはしてもいいか、という感じで、当然自分の興味のある話題について書いているエントリーを探し、読もうとする。そうやって、そのWEBLOGというのは過去に書いたエントリーの内容によって読者に形作られていく。製作者のプロフィールなんて見てWEBLOGを判断する訳なんかない。エントリーこそがWEBLOGの本懐であってWEBLOGの価値を生み出すことができる。てっとり早くそういったその人特有のWEBLOGの性質を知りたいとき、テーマごとに自分の興味分野からエントリーを読んでいける、タグやプルダウンメニューは大きな手助けとなる。
 だから、タグやプルダウンメニューによって特定カテゴリのエントリーに飛べるようにすることは大事だ。
 しかし考えてみたら、僕の今書いているWEBLOGの場合は別に手っ取り早く性質を理解されたり価値を見出してもらったりするようなものではない。そして、カテゴライズという作業には罠も存在する。
 カテゴライズしようとしてしまうと、妥協やねじまげが発生せざるをえないという罠だ。
 僕の今までかいてきたエントリは、約6か月分とすると180くらいになるのだろうか。カテゴリーはせいぜい5つか6つくらい、どんなに多くても10くらいには抑えねばカテゴライズの意味はないだろう。僕のエントリーを、タグのように重複させることを可としてもたった10のキーワードに収斂させるというのは無理がある。その無理を通すために、わざわざエントリに必要のない主題を設けたり、キーワードに沿った話題にしたりとエントリを捻じ曲げてしまう事もあるだろう。また、カテゴライズのレベルもちぐはぐになってしまうかもしれない。『その他』なんてカテゴリを作ろうものなら、カテゴライズの本末転倒とも言っていいと思う。
 つまり、わざわざ今カテゴライズするという必要性は特に無いと判断。が、自分で文章を読み返すときに不便で腹が立ってくるというのも事実なので、どうしようかと考えてみた。
 なので、カテゴライズするなら、2項目だ。僕はWEBLOGというツールに対してこう結論付けた。あくまで僕のこのブログについてだけども。ぱっと思い浮かぶのは『PUBLIC - PRIVATE』『形而上 - 形而下』『不真面目 - 真面目』『今 - 昔』『DYNAMIC - STATIC』『DRY - WET』とかそういう分類だ。まあ、PUBLIC-PRIVATEかDYNAMIC - STATIC, DRY - WETというのが個人的にもいいかもしれない。WEBLOGのタイトルも『砂漠』とかそういう意味やし。例えば、ドライには、事実をベースとしたエントリーを、WETは、事実よりも想像や思考をベースとしたエントリーを。不真面目には、ちょっとおもろげなエントリーを、真面目には、読み手が何か共感か発見、驚きを得られるエントリーを*1
 気が向いたらカテゴライズしてみよう。カテゴリによってサイトデザインを変えたりしても、おもしろいかもしれない!例えば、DRYをクリックしたら乾燥したイメージのデザインに飛んで、WETをクリックしたらみずみずしかったり、海や雫をデザインしたようなデザインに変わったり。(もちろん今のデザインを通常バージョンとして。)そういうちょこちょこした作業は割と好きだ。好きだ!

*1:当初の目標はこういうエントリーを毎日書く、という事だったがなかなか難しいもんで、、、、