Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

4万HIT謝辞

 が付けば、もう4万回もこのページはブラウザに表示されているようだ。UbuntuPSPなど、少々マイナーな事を書いたエントリーが未だにすごい人気で、この間も、多くのアクセスがある割にはあまりにもまずかったubuntuのドキュメントの和訳をこっそりと訂正してしまった。PSPの方は、日進月歩で状況は刻々と変化しているのでもうそろそろあまり意味がなくなるころか。気がつけば、3万HITを過ぎてから、僕のほうで送信したトラックバックは0に終わった。他にいくらでも優秀なWEBLOGやWEB上の記事があるのだから、それを用いて何かを書いた方が読む方も楽しいし書く方も楽なのかもしれないがあんまり主旨には合っていないので仕方がなくて申し訳ない。
 最近、日経ビジネスオンランを購読(といってもタダやけど。。。笑)している。これがなかなか、オモシロイ記事や驚くべき記事が多くて楽しい。毎日届くというのもいいところだ。少し前に、とあるビジネス雑誌の記者の方と個人的に食事をして、たくさんお時間を頂いて色々と貴重な話を聞く機会があったのだが、その人の語るところによると最近紙媒体の雑誌のパイは徐々にWEBベースの情報記事に移行しつつあり、企業もWEB媒体の雑誌にたくさん広告料を払う傾向があるという事だった。もちろん、内容の性格により割合は異なるが、WEB媒体での情報提供で先んじた会社は強いという事だった。日経ビジネスオンラインのおもしろさもうなずけるというものだ。
 僕の書く文章などはそのような良質な雑誌に比べたら月とすっぽんのようなものだが、しかし日々、書くからには読み手にほんのわずかでも新しい価値観や感動を与えたいと思って書いている。それがこのブログのテーマでもありブログのあるべき姿だと身勝手を百も承知で考える。『今日は犬の散歩をしました』『今日は誰それとランチを食べました』『久しぶりの更新ですが書くことがありません』『家帰って寝てました』そういうWEBLOGは身内の連絡網感覚で見ている分にはなごむしおもろいし結構だと思うのだが、読み物としてのWEBLOGとしてみると僕はあんまり読まないし、感動も価値観を揺すぶられもしない。例え強烈な毒であっても、驚きを与えてくれるWEBLOGというのはつい読んでしまうし実際読者も多く集まっているようだ。
 僕のブログは、よく長いといわれる。分かっている。文字ががーっとあって、しかも固まっているものだから容易に読み下そうとはなかなか思えないだろう。実際読んで下さっている人たちも、エントリを読む前にある程度の気構えというのが必要な場合があるのではないだろうか。申し訳ないと思いつつも、そうやって読んで下さる人がいるとすればWEBLOGというものほど楽しいものはないかもしれない。かつて孔子は遠方よりの友と学問について語り合うほど楽しいものはないという詩を詠んだ。アクセスログを見ていると、この怪しげな会社のサーバーの片隅に忘れ去られたこんなWEBLOGでも、遠方も遠方、リオデジャネイロやアフリカのどこかの岸辺からの訪問客もいるようだ。亦楽しからずや。
 当然今僕の生の価値観でモノを書いて、それを一日100人以上の人に読んで貰えるというのは、これは大変に貴重な経験をしているという認識がある。たとえそれが10秒以下の訪問であっても、だ。だからメールやメッセンジャー、リアルで会ったときなどにエントリについて色々と意見を言う人は僕にとってはかけがえのない友人であり理解者だといえる。例えそれが異論反論であっても。揚げ足取りであっても。野次馬であっても。
 4万という数字に意味はないが、このエントリを書けたことには大きな意味がある。お気に入り、RSSリーダーなどに入れてくれている人、たまに文句を言ってと贅沢は言えないけども、思い出したときにでもたまに覗いてもらうと幸いです。