廃墟の島

　廃墟が好きで好きでたまらない、という人がたまにいる。僕はそういう人の気持ちがあまり分からないが、今日少し感動する廃墟photoを見つけた。
Michael J. Totten: The Ghost City of Cyprus
http://www.michaeltotten.com/archives/000985.html
　うーん幻想的だ。美しいビーチに、壊滅的な廃墟。建物はそのまま残っており、道路には車もとまっている。
　この廃墟は、キプロス共和国の一部に存在する。この島はイギリス人には人気のリゾート地らしいが、あまり僕のような日本人にはなじみがない島だ。１９７４年にトルコがキプロス島に侵攻して以来、この島にはトルコ系住民とギリシャ系住民が住む島となり、国際的にも大きな問題*1になっているらしいが、この廃墟はその混乱を未だに現在に引きずっているようで不思議だ。いかに、いくつか写真を引用しようと思う。興味が湧いたら、是非上記URLにて生々しい体験談を読んでみるといいと思う。



個人的には、この文章にぐっときた。

That crane in the upper-left corner has been idle for 31 years. Supposedly, according to Lonely Planet, there is a car dealership somewhere in the city that still has 1974 models in the showroom.

　日本では廃墟というと軍艦島などが有名だが、意外と身近に廃墟というのはあるもので僕は以前会社の昼飯の帰りに廃墟をみつけ、扉をあけてみて入ろうとしたことがある。一緒にいた人に止められてさすがにやめたが、廃墟を見てワクワクする気持ちはよくわかる。インターネットというのはえらいもので、廃墟ばかりをあつめたHpというのも存在するので、廃墟大好きな人にはいい世の中やなあ。一昔前の廃墟愛好家は、どうやって彼らの欲求を満たしていたのだろうか？？

*1:トルコのEU加入への大きな障害