Thee Rang 跡地

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A day in the life in Second Life

Second Lifeというゲームをご存じだろうか?

Wikipdeia -Second Life-
Second Lifeセカンドライフ)は、アメリカサンフランシスコに本社を置く、Linden Labが運営するバーチャル世界のこと。LinuxMacintoshWindowsに対応している。オンラインゲームと呼称されることが多いが、Linden LabはWorldと呼称している。また、存在する全てのコンテンツはユーザの手によって作り上げられており、ゲームというよりもシミュレータと呼ぶべきであるとの声もある。

 という記述通り、ゲームというよりかはオンラインに繰り広げられているもう一つの世界といったほうが正しい。実際にセカンドライフ内ではリアルマネーの受給やビジネスが成立しており、先日は世界ではじめてセカンドライフで一億円を稼いだ人が話題となった(その手口は主に不動産の売買や賃貸だった!)。実際にオブジェクトを作ったり買ったりしながら、自分のファッションを磨いたり、ゲームの中に土地を買って家を買ったり立てたり、友人をたくさんつくったりしていきながらゲームが進んでいく。進んでいくといっても、何か目的があるわけではない。人とだべったりウロウロしたり、金を儲けたり損したり、ドライブしたりしながらSecond Lifeを楽しんでいく。
 先日、とある企業がこのsecondlife内でのビジネスや広報に関する専門の部署を立ち上げたという話題があった。ビジネス界に於いてもこのsecondlife内に企業の支店やミーティングルームなどを出すことがトレンドとなっているようで、様々な企業が第二の世界に進出している。この試みは非常におもしろいもので、今後どれだけこの仮想世界でリアルへビジネス・マーケットへの影響力があるかというのは興味深いテーマでもある。ちなみにその企業は、セカンドライフ内にCEO自らが登場してミーティングを開催したという事もあった。これは驚くべき事だ。
 というわけで、僕も今日ユーザー登録してみた。
 実は登録するのは初めてではなく、このSecond Lifeという名前がチラホラ聞こえ始めたころ(2,3年前だった気がする)、一度登録してやってみたことがあった。しかしあまりの画面のしょぼさ、3Dフィールドのやる気のなさ、操作性の悪さに絶望した僕は、マニュアルを読み切る英語力も無かったことも手伝ってすぐにアンインストールしてしまった。今回は、あれから爆発的にユーザーが増えオブジェクトも激増したので以前ほど退屈ではない。少し歩くと様々なオブジェクトにぶつかるし、色々な人に出会う。彼らの国はバラバラだろうが、問題なく英語でコミュニケーションがとれるので心配はいらない。チャットなので、少々会話が遅くても特に気にもされる事はない。
second life2
空を自由に飛べる。眼下では誰かがin Conversation.


second life1br>カーディーラーにて

 空を飛ぶのも自由だし、指定した場所に自由にテレポートすることもできる。心なしか操作性は向上しているような気がした。30分ほどウロウロしてみただけなので、ゲームに様々に散らばるコンテンツを遊ぶことはできなかったが、やはりこの手のゲームは友達を増やすだけでは物足りない。自分で色々なオブジェクトや仕組みを作っていってこそおもしろさが分かるようになるのだろう。それまでに、少し時間がかかりそうだと思った。
 ゲーム名の"Second Life"というのは良く言った物だと感心する。ゲームの中はまさしくTotally Flat Worldで、個人個人は何の障壁もなくどこへも行けて誰とでもふれあえ、リアルな ユーザーの人種や性別とは全く違ったもう一人の自分を作り出せる。一時期、日本でも韓国でも、世界中でオンラインゲームにハマッて抜け出して来れない人たちが問題になったことがあった。あれはゲーム中である程度決められた目的にそって仲間を作ったりしながら関係を広げていく手合いだが、このゲームには無理に関係を広げる必要性がないので極度にハマる事はないように思うし、ハマったとしたらその分Second Life内で利益を上げているように思う。
 ユーザー数は150万を突破し、まさに勢いづいたこのゲーム、これから先も色々と話題になることがあるだろう。そういうときに、他人に「俺、あれやってみたけど なかなかおもしろいぞ!」とかってサラッと言えるとなんとなくかっこよくみえるかもしれないので、この機会にユーザー登録をしてみてはどうだろう。公式HP上で、アカウントを作成し30MBほどのプログラムをインストールすれば即プレイ可能となるので、今度僕も友人に勧めてみて"裏錦糸会@Second Life"という組織でも結成してみようと画策している。