春眠不覺暁

　春という季節は何をするにも結構な季節だ。散歩するもよし、飯を食うもよし、花を眺めるもよし。けれども、一番なにがいいかといったら寝るに限る。
　今日も昼間飯を食いにいって、とある店に体重計を物色に行って帰ってきてベッドで本を読んでいたら、ほんの一瞬で眠りに落ちてしまった。目を覚ますと２時間ほど時計が飛んでいた。寝起きは驚くほど良く、寝起きのけだるさはあったが身体の疲れはだいぶん快復していた。この季節の睡眠は身体にいいようだ。そういえばたしか土曜日も、目を覚ますと夕方の６時だった気がする。
　部屋の中は空調も効かせずに最適な温度で、窓を開けるとさわやかな春の風がふきこんでくる（僕の家は残念ながら排気ガスに塗れた粉っぽい風だが）。身体を横たえて太陽を眺めていると眠たくなってくるのは当たり前で、たくさんの人々が薄れ行く意識の中、日本に暮らす幸せを噛み締めているものだろうと思う。
　墨田区あたりに、どっかうまい和菓子やないかなー。。今度歩いて探してみるとしよう。みつけたら散歩がてらたっぷり餅をかってきて、ゴロゴロしながら本をよんで、餅を食って、寝ようっと。