Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

Messengers sing’in in the dead of night -PART2-

 →PART1からの続き
 らに、メッセンジャーではSKYPEや音声チャット機能を使わないとすれば当然文章だけで会話をする。日本語は英語に比べかなり繊細な感情や表現をしやすいし、含みももたせやすい。そして最大の特徴は、ボカシをいくらでも利かせられるという所にある。むしろ、ぼかしを入れたほうが美しい文章になる。僕は確信しているが、日本人は大抵の人は会話によるコミュニケーションよりかも文字によるコミュニケーションの方がよりコミュニケーションの目的に沿ったコミュ・・・ができる。コミ・・・の目的とは即ち意思の伝達であり、人間関係の発展だ。
 中学、高校の頃に好きな人と手紙を交換したりしてテンションが上がりまくった経験は多くの人が持っているだろう。また、クラス内で手紙を回してそれを先生に見つけられ、暇を持て余した教師が名目としての指導やら風紀やらを振りかざし、数奇のまなざしで取り上げようとする中必死で手紙を死守した経験もお持ちの人もいるかもしれない。授業中に回ってくる手紙の数行のメッセージは、昼休みの20分間のだべりにも劣らず雄弁に語る。

どのMessenger?
 通常、一般的に使用されているメッセンジャーの種類は以下の2通りだ。

先行がどちらかは知らないが、大抵の人はこの二種類のどちらかもしくは両方のメッセンジャーを持っている。僕は主にMSNを愛用しておりYahooの方はあくまでサブアカウントという感じだが、それはYahooメッセンジャーのクライアントソフトが非常に重く、時としてPCのフリーズを招くなど機能性というより性能的な問題に起因する。
 他にも、ICQIRCなど古くからのチャットクライアント、プロトコルが存在したが若干の取り扱いの複雑さや、テキストベースとしての貧弱な機能性により今や完全に駆逐された。SKYPEメッセンジャーとして広く使用されている様だが、やはりまだまだ通話メインのイメージがあるし、チャットしている最中にわざわざ音声通話をしたいとも思う事、思われる事を期待する人などあまりいないだろう。最近はGoogleTalkも使っているが、これもユーザーが少ない上に機能が限定されており、ろくに使えた物ではない。
 MSNメッセ、Yahooメッを同時に使いたい場合はRegnessem(旧名:偽メッセンジャー)を使うのが便利でいい。プラグイン次第でMSNに複数アカウントログイン+Yahooに複数アカウントログインという事が一つのウインドウで可能になる。それぞれの窓はタブで切り替える。豊富なスキンも魅力の一つで、メッセンジャーがより軽く使いやすく、カッコ良くなる。おすすめだ。

Regnessem
http://regnessem.sourceforge.jp/

さらに、次世代メッセンジャーに期待される機能として『スクリーンショット送信機能』がある。これは今僕が使っているとあるメッセンジャーには実装されており非常に便利な機能だ。画面上の好きな部分のスクリーンショットを、jpg形式で簡単に相手に送信できる機能で、うまく文章での説明では伝わらない事も、スクリーンショットを見せれば一発解決という事はよくある。技術的にそんなに難しくはないはずなので、セキュリティ要件や知的財産所有権の問題があるのかもしれないが、それらを乗り越えて是非とも実装して欲しいところだ。
 常時接続が当たり前になった頃から、メッセンジャーは爆発的に普及し始めた。今はメッセンジャーの進化も落ち着いて停滞状態のようにも見えるが、SNSやらWEBLOGやらに負けずにどんどん発展していって欲しいと思う。*1

*1:例えばMIXIもしくはGREEMyspaceSecondLifeメッセンジャーの連携とか。mixiからアプリをダウンロードしてメッセンジャー機能をつける、とか。そのときの会話をこのグループにはログとして流す、とか。コミュニティのメンバー同士の会話がガンガン小窓に入ってくるような仕組み。例えば、日中僕のPCでとあるINTERNALなメッセンジャーを立ち上げていると、インドあたりの技術者とイギリスあたりの管理職がコンピュータや社会のアーキテクチャからヒューマニズム、翌朝の朝食のコーヒーのミルクにいたるまで喧喧諤諤と言葉を飛ばす様がリアルタイムで入ってくる。これのWorldWideな仕組み、というか、SNS的に下らない日常会話やメッセージが垂れ流されるイメージで。なんかGOOGLEの社員が10分考えれば単に作れそうな気がする・・・。