Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

Wikipediaは楽しい!

 Webを見ていて、何かわからない単語や人物の名前が出てきたら、僕の場合はまずWikipediaで調べてみる。調べていくうちにどんどん枝分かれしてWikipediaを彷徨い、気がつくと数十分が楽に経過していた、なんてことも日常茶飯事だ。きっとこういう事があるのは僕だけではない筈だが、本当にWikipediaというのはよく出来ている。

 よくハマるのは、歴史カテゴリ。何気なく理解の浅かった人物のWikipediaを見て、意外に興味深い内容に喜び、周辺人物、そのまた周辺人物へと沈んでいくパターン。幕末の有名人を何気なく調べた際や、世界史上の有名人を調べた際にこの現象が発生しやすい。

 次にあるのは、プロ野球関連。何かの記録について調べたとき、ふと引っかかった選手のページを見ると、そこからずるずると同じチームの選手や、交友関係のある選手のページへと誘導されていってしまうパターン。多分僕は一年に3,4回はイチローのページを見てしまっているのだが、彼はビッグネームすぎて色々な人物のリンクが登場するので、これだけで数時間は潰れてしまうという非常に危険なページといえる。

 日本語版Wikipediaについてのページも存在する。これによれば、

記事数では、英語版、ドイツ語版、フランス語版、ポーランド語版、イタリア語版に次いで6番目に大きなウィキペディアであり、2008年6月25日には50万項目を達成した。インド・ヨーロッパ語族に属さない言語のウィキペディアとしては最大であり、また、ラテン文字を主に用いない言語のウィキペディアとしても最大である。

 とのことで、記事数で言うと世界6番目の規模らしい。日本語はネイティブの数でいうと中国語、英語、スペイン語ヒンディー語アラビア語ベンガル語、ロシア語、ポルトガル語についで第9位の言語なのだが、このうちWikipediaの記事数で負けているのは英語のみ。ドイツ語やフランス語はともかくポーランド語、イタリア語版に負けているのは少々以外でもある。原因はなんだろうか。英語の壁だったり、保守的だったりする国民性も関係してるんだろうか。

 日本人編集者の一覧は以下で見ることができる。
Wikipedia:編集回数の多いウィキペディアンの一覧

 自分のページをもっている編集者も多く、それぞれ個性的で楽しい。だいたいが男性のそこそこの年のようだが、異色の存在感を放つウィキペディアンを発見した。
 利用者:Shirubaniayu

shirubaniayuについて [編集]

年齢:高校2年生
性別 : 女性
出身地 : 神奈川県横浜市
在住地 : 東京都23区内
性格 : 隠れ完璧主義・プライド高い・頑固
HNの由来は大好きな歌手浜崎あゆみの愛称であるayuと大好きなおもちゃであるシルバニアファミリーのローマ字表記を組み合わせたものです。
2007年4月15日からwikipediaの編集を始めました。主に嵐やAKB48関連のページを編集しています。
Wikipedia:ウィキプロジェクト ハロー!プロジェクトWikipedia:ウィキプロジェクト ジャニーズとWikipedia:ウィキプロジェクト 芸能人に参加しています。

 とのことだが、リンク先を眺めればわかるのだが、アイドルユニットを中心とした芸能人に関する編集項目数が半端ない。年頃としてアイドルが好きなのはごく自然な事なのだが、その知識をデータベースとして整理してOUTPUTし、共有しようという姿勢がただのジャニオタ、テレビっ子という括りを大きく逸脱している感がある。現在は大学受験のためWikipediaの編集を行っていないらしいが、高校でこれなので、大学に入るとどこまでやるのだろうかと楽しみだ。編集方針なんかも押さえているので、今後さらに重鎮となるのだろうか。がんばれShirubaniayuさん。

 上位陣を眺めてみると、やたらキリスト教関係の記事を編集している人鉄道をこよなく愛する人などおもしろい。いかなる趣味であれ志向であれ、日本語という言語を愛する人間として、尊敬申し上げるというしかない。

 その他興味を引いたリンクはこちら。ハマりすぎない程度に見てほしい。

Wikipedia:編集回数の多いページの一覧
Wikipedia:ロゴとスローガン
Wikipedia:日本語版の統計
英語版のページにいたってはこのような事を書かれている始末。
Japanese Wikipedia

Culture
Jimmy Wales has pointed out on a conference that Japanese Wikipedia is significantly more dominated by articles about pop culture than other Wikipedia projects, and according to one of his slides, as a New York Times journalist saw it, "barely 20 percent" of the articles on Japanese Wikipedia were about anything else.[11] In relation to this, Japanese Wikipedia is known to have a poor number of moderators as of early March 2010.[12]
Nobuo Ikeda, a known public policy academic and media critic in Japan, has suggested an ongoing 2channel-ization phenomenon on the Japanese Wikipedia. Ikeda argues that by allowing anonymous IP users, the community spawns a type of culture seen in the likes of anonymous message boards such as 2channel,[13] where hate speech, personal attacks and derogatory expressions are common, and also the source of entertainment.[14] He also remarks on the "emotional-outlet"/"get rid of stress" aspect of Japanese internet culture where 90% of blogs are anonymous, compared to the U.S. where 80% of blogs are expressed under one's own name. Ikeda's arguments are not the only sources hinting cultural correlation, influence, overlapping users from 2channel.[15][16]

 …みなさん、清く正しくWikipediaしましょう!笑