オムライスうまそう

　男一匹で料理といえば、このオムライスは外せまい。僕は一人暮らしの頃から度々オムライスを作っていた。材料は超シンプル、ご飯とケチャップと卵とミルク。もちろん鶏肉や玉ねぎ、人参、などはあれば旨いのは当たり前だが、どちらかというとぜいたく品の部類に入る。男は黙ってご飯を油で炒めて、ケチャップをぶっかければそれで立派なチキンライスだと胸を張ってよい。これを矜持という。
　オムライスを作る上で最も重要な要素は卵。チキンライスの味なぞおまけにすぎず、この玉子焼きの味と食感を以下に楽しむかが王道といえる。そして、この玉子焼きの作り方が大変難しい…。外はしっかり紡績型になり、仲はとろーりふわふわ…というのが理想なのだが、たいていは外に焦げ目ができて中が焼きすぎだったり、フライパンの中で型崩れしてスクランブルエッグがチキンライスの上に申し訳無さそうに居座る形になりがちだ。
　ふわとろオムライスの作り方については以下にレシピがある。たいていのサイトは同じような事を書いている。

　半熟ふわとろオムライスの作り方
半熟オムレツを作るコツは、フライパンに卵を入れたら、とにかく素早く形を作るということ。余熱でも火が通るので、中身がかなりトロトロ状態でごはんの上にのせましょう。何度か練習すればコツをつかんで作れるようになりますよ。
そして、ベチャっとしたケチャップごはんにならないコツは、ケチャップの水分をしっかりととばすことです。トマトと相性抜群のハーブ、バジルとオレガノを加えることも大切なポイント。ぐっと奥深い味わいになります。

　以前一度凝って調べてみた事があって、その中でYoutubeの料理How Toのようなカテゴリにオムライスを作る動画が多数あるのを発見した事がある。その中で、僕が一番感動した動画を以下に紹介したい。

この見事な手際はどうだろう。チキンライスの炒め方はもちろんだが、卵がなぜあのように美しく成形できるのかが本当に分からない。鉄のフライパン使えば僕もできるようになるんだろうか…。卵に縦に切り込みをいれ広がる卵はまるで向日葵が大きく花を開く様で、デミグラスソースにほどよく親和し強火で一気に炒められたチキンライスと絶妙なハーモニーを生み出すだろう。
このお店は京都にあるザ・キチキチというお店らしい。一度伺ってみたい。

ちなみにちゃんと巻いてあるバージョンはこちら。

…さすがにこりゃ無理だ。笑