Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

Improve Everywhere、いいね。

 Improve Everywhereという団体?がある。直訳すると、「全ての場所を良くしましょう」っていう感じか。ここはどういう事をする団体かというと、簡単でコストがかからなくてちょっと笑えるでも誰も困らない「仕掛け」を打って、それを自分たちでも楽しもうというもの。例えばどんなのがあるか?

この団体を知る切っ掛けになった仕掛け。"High Five Escalator"*1

大きな駅構内で、何気ない通行人がどんどんフリーズしていくという仕掛けの"Frozen Grand Central"。何もしらない通行人の驚きの表情が笑える。この動画も有名になり、いろいろな所でマネされていた。(これがマネしたのかも?元祖はどれだ。意外と渋谷のマトリックスオフだったりして。)

フードコートで、売り子や清掃係がいきなり歌い出す"Food Court Musical"。コレも大好き。

いずれも、コストはほとんどかかっていないだろう。街中の何気ない通行人が、笑顔を漏らす瞬間はみていて気持ちのいいものだ。こちらまで笑顔になってしまう。僕の一番好きな所は、「頭を使っている」という所だ。どういう形式で仕掛けを打っていっているのかは分からないが、いずれの仕掛けも頭を使ってよくもまあ考えたなあと関心するものが多い。柔軟な思考、多彩なアイデアを産むという意味での頭の良さがないと、とてもではないが考えつかないものばかりだ。同時に、うまくそれをインプリする所にきちんと脳に汗かいて仕掛けを考えているなという気がする。見せ方を最大限に考えた絶妙のカメラワークもそれを裏付けるものだ。
上記は以下の動画に見て取れる。広くて気持ちよさそうな公園に、たくさんの参加者が集まる。彼らは、自身のMP3プレーヤーに、あらかじめダウンロードしたMP3を入れてきて、所定の合図とともに再生を開始する。するとどうなるか?多数の人間のイヤホンから、まったく同じMP3データが再生される、つまり、MP3で聞いている各種の"命令"を、みんなで共有できてしまう。何も知らずにそこにいる人達からすれば、「なんでこの人達一斉にこんなことしてるの!?」ってびっくりするだろう。
これは"MP3 Experiment"という仕掛けだが、どういう命令をどういう風に実行し、どういう遊びにしているか?
以下の動画を見てぜひあなたも楽しんでほしい。シリーズがあるが、僕はこのSixが好き。

"The Mp3 Experiment Six"

*1:High Fiveとは、日本でいうハイタッチの片手版みたいなもの。Fiveとかって言ったりもする。ノリ的には"イェ〜イ!パチン!"って感じのやつ