Ubuntu 8.04 Hardy Heron Installation tips for USB storage
USBブートでLinuxを使える事に最近気づいたので、どいういもんか試してみる事にした。Webを見ているとだいたいみんな4GBのUSBメモリに入れて構成をしぼっているようだが、このストレージインフレのご時世なので、もうちょっと容量に余裕をみて構築をしようと考えた。
まずはamazonでUSB 16GBとかで検索。相場は16GBが2000〜4000円、32GBがその倍くらいだった。お遊びなので(というか別にお遊びじゃなくても)16GBで充分。BUFFALOのコレを購入。安い!!
んでさすがamazon、翌日に届いてしまったんで早速インスコ開始。なぜ今更8.04かというと、別に10でも良かったんだが手元にあったLiveCDが8.04だったからというだけの理由。(10も実は持ってたけど忘れていた。)
ぐぐって以下のページを発見。どうやらこの手順でできるようなのでこれに沿ってやってみる。母艦はThinkpad X300。仕事使いのものなので、万が一にもメインのSSDのMBRを壊したりデータを飛ばしたりできないので、慎重に…。
Ubuntu Tips/USBデバイスへのインストール/UbuntuをUSBストレージ(USBメモリ・HDDなど)にインストールするには
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/UsbInstall/InstalltoUSBStorage
- USBメモリの動作を確認する。保証書は必ずとっておく。(1年も保証してくれるらしい。)
- LiveCDをつっこんで、ちゃんと動く事を確認して再起動。
- BIOS画面でCDブートとUSBブートが、SSDブートより先に来る事を確認する。
- CDからUbuntuのインストール画面が立ち上がる。
- インストールせずそのままCD起動を行う。
- 既にUSBメモリがマウントされているので、デスクトップからUSBメモリのアイコンを右クリックでアンマウントする。
- デスクトップにある「インストール」を起動する。
- インストール先に、USBメモリ(sdb)を指定し、自動パーティション分割させる。(注:ここを間違えると、Windowsデータが飛んで死にます。)
- さらに、インストール開始手前の「拡張...」をクリックし、ブートローダーをsdbにインストールする。(注:ここを抜かしてしまうと、WindowsがUSBメモリ無しに立ち上がらなくなって死にます。)
- インストール。放置する。およそ20分くらい?
- インストールが終わる。ここで、そのままLiveCDを使い続ける。
- USBメモリを抜き差しして再度マウントし、中の"/boot/grub/menu.lst"の中身を以下のように書き換える。
(hd1,0)を(hd0,0)に。こうしないとバグでbootしないらしい。- LiveCDを取り出して再起動。USBメモリはもちろんつけっぱ。
- 無事Ubuntuは起動するが、何故かユーザーログインできない。困った。どうやらバグのようだ。
- ここの記事とコメント欄を参考に、ログイン画面の右下のメニューの、「セッションの選択」で「fail safe」オプションを選び、rootとしてログオン。*1
- Networkに接続。無線でらくらく。
- 端末を立ち上げ、"apt-get update"と打ち込みリポジトリをUpdate。
- その後"apt-get upgrade"と打ち込みコンポーネントをアップグレード。一晩かかる。途中、プロンプトで止まる事があるので気が抜けない…笑
- 終了したら再起動。無事にユーザーにてログインできた。残りのUpgradeを完了して終了。
- Windowsも立ち上がることを確認。
これでいつでもどこでもUSBブートするUbuntuの出来上がり。後は不要なコンポーネントを削除して、容量をできるだけあけるようにする。
そして、一旦ここまで終わったら念のためUSBメモリのバックアップを取得する。LiveCDを使ってddコマンド(ifとof、つまりコピー元とコピー先の指定順に注意。間違うとせっかくインストールしたUSBメモリが空になります)を実行し、別USBメモリや外部ストレージに保存しておく。USB起動のLinux上で行うのではなく、LiveCDより立ち上げたLinuxで行うほうが無難。
Windows7になってだいぶ進化したものの、やはりWindow ManagerのグラフィックエフェクトはUbuntuの方がカッコイイし便利。効率もいい。ちょっとUSBメモリが大きいのが難点ではあるが、I/O速度なども全く問題ないレベルなのでLinuxを普段使いしたい方、いちいちHDDにパーティションつくり直すのがめんどい方にぜひぜひオススメです。