Thee Rang 跡地

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Gショック再生

 人が、家に古いGショックが眠っているというので、無理をいって格安で貰い受けた。型番は"DW-5900"。バックライトも何もない非常に原始的なG-Shockだが、特筆すべきは三つ目デザインを一番最初に取り入れたという所だろうか。

左の写真はあくまで参考写真。PROTECTION G-SHOCKという文字が白抜きだが、僕がもらったものはオレンジ色になっている。元の持ち主は、しばらく使った後ずっと(10年とかそういうレベル)放置していたとの事なので、状態はそんなに悪くない。加水分解といって、ベゼル(時計の周りの部分)がボロボロになるような事もなく、かなりしっかりとした状態の一品だった。もちろん電池が切れていた。
時計の電池交換などしたことは無かったが、所詮はGショックだろいうという事で自分で分解してみることに。精密ドライバーと時計修理用具を揃えいざ分解、すると・・・

ぼろぼろのパッキンや細かい部品が意外とたくさんでてきて一瞬ためらう。なんとか電池まで到達したが電池の剥がし方が分からず四苦八苦。なんとか取り外して、新しい電池をはめこむ。ちなみに電池は近所のドラッグストアに普通に売っていた。100円ショップにもあるかも。Gショックはだいたい「CR-2016」という電池を使っている。
液晶部分までバラしたので、入れ直すときにちゃんとベルトに対して垂直に文字が見えるようにするのが難しい。少しでも回転してしまうと、斜めになってカッコ悪いので難しい。
さらに、組み上げてネジまで締めたのに何故か音が出ない。結構時間かけて考えたり調べたりした結果、どうやらムーブから飛び出ているちっこいバネがちゃんと裏蓋に接してないと音がでないということが判明。他にもプッシュボタンの部品やパッキンもかなり小さかったので、精密ドライバー二本を手に持って嵌め込んだりするなど、思ったより苦労した。

シンプルだけど難しい。

開けたとこにあるパッキンなど。

電池。

おかげでこのDW-5900は華麗に蘇り、機械式時計がメイン(といっても高級ブランドは持ってない)の僕の手持ち時計達の中で異彩を放っている。普段は防災用リュックにくくりつけてあるが、たまーに仕事中に使うこともある。水に強いのがとてもよい。雨の日などはあまり機械式時計を湿気に晒したくないので、このGショックが活躍する事になる。また、ゴルフなどのスポーツ・アウトドアの際にも活躍する。たまにはスーツの袖から見える古臭いゴツいG-SHOCKもいいもんだ。
今度の旅行、こいつと行こうっと。