信頼できるインフラ
今回の地震で、甚大な被害にあった地域はもちろんだが、強めの揺れで済んだという比較的軽微な地域でも、生活インフラが大きく打撃を受け、混乱を大きくした。
- 水
- 水道管の破損による断水、下水管の破損
- 電気
- 震災による停電、計画停電
- ガス
- ガス管の破損 都内でもガス不通
- 通信
- 携帯電話全く使えず、携帯メールすら使えず
特に携帯電話は、災害時にはほとんど役に立たないデジタル時計と化す事に改めて驚いた。電話しようとしても繋がらないし、メールをしようとしても繋がらない。本当に役に立たないのだ。
こんな中、情報交換に有用だったのは以下のものだった。
GmailやTwitterは、一見「電話が繋がらない状況では使えないのでは」と思いがちだが、つねにConnected状態を維持しなければいけない電話と違い、1パケットでスルッと抜けるので、混雑した回線でも比較的よく通る。これは僕もとても意外な事だった。被災地から、津波に飲まれた建物の2階で、Twitterで助けを求める人もいた。
ただしTwitterはノイズが多く、デマ拡散に非常に有用なのも欠点。これは嗅覚と常識を磨いて判断するしかないか。
また、NHKを見ていると、Twitterから発信された情報を報道している、という場面も見られた。TVとNet Mediaの逆転が発生しているように思って、とても興味深かった。