Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

美しい朝焼け

 日、ふと五時頃目を覚まして外を見ると、雲が一面にわたって真っ赤担っているのが目に入った。まるで外で火事になってるような色だと思ったが、それほど見事な朝焼けだった。
 
朝焼けの原理は、基本的に夕焼けと変わらない。しかし、大気の温度や湿度、細かい塵の有無などで色合いが事なる事があり、夕焼けは赤っぽくなるが、朝焼けは青っぽくなる。また、周囲の空や山々の色が違うから、違ってみえるという説もある。僕が今日みた朝焼けは、紫xピンクの複雑な色味を帯びていて、空の雲中が赤く染まっていて、とても幻想的だった。

思わずカメラを取り出して写真を一枚とってみたが、朝焼けを取るのは想像以上に難しい。ホワイトバランスは暗めに設定し、露光時間を長くとることで肉眼で見るの近い夕焼けの美しさを、写真に収める事ができる。

思い出の朝焼け
なぜか、海外でみる朝焼けは美しく感じる…のは気のせいだろうか。僕が忘れられないのは、大学生活の最後に、タイにダイビングに行ったときにバンコクの安宿から見た朝焼けだった。
ダイビングで有名なタオ島には、早朝出発のバスで南に10時間ほど乗っていき、そこからさらに船に2時間程乗る必要がある。だいたいバンコクを朝6:30出発とかのパターンが多いのだが、その日僕は、朝の五時ごろにゲストハウスの汚いベッドから起きだして、顔を洗って歯を磨き、簡単にTシャツとズボンを履いて荷物を抱えて廊下に出た。廊下の突き当たりに真っ赤な雲が見えたので思わず駆け寄ってみると、タイのオレンジ色と金色の美しい寺院の屋根屋根と共に、昇り来る太陽が赤く、また雲の裾を紫ろに染め抜いていて、なんとも言えない神々しさを感じたものだった。
バンコクには有名な『暁の寺』があるが、暁は確かにものすごく綺麗で、未だに目の裏にこびりついていて離れない。
その宿にはもう久しく行っていないが、また一度ああいうところに泊まってみるのも悪く無いかなあと感じる。