Thee Rang 跡地

https://solaponz.hatenadiary.jp/ 跡地

恐怖の熊害

 2010年夏、思い立って御茶ノ水を散策した事があった。駅前から伸びる道をそぞろ歩くと、道の両端に楽器屋が並び目を引く。いろいろ寄り道しながら歩くと、右手にはまるで都会のオフィスビルのような、明治大学がそびえていた。きれいだなーとか思いながら道を曲がり、路地に入る。しばらくうろうろあるいていたら、今度はスポーツ用品や登山グッズを扱う店が並ぶ一角に入った。

ある登山グッズショップに立ち寄って、リュックや時計、テントなどを見てみた。本格的なアウトドアの経験はまだ無いが、いつかは山にいってテントで星空を見ながら温かいお茶を飲んでみたい、と思っていたので、思いの外楽しかった。

登山グッズには僕のような未経験者には一体何に使うのか分からないものがたくさんある。その中でも僕は、ドラえもんが首元に着けているようなでっかいが置いてあるのが目についた。手にとって振ってみると、ガランガランととても賑やかな音をたてて揺れていた。

「これは何ですか?」
僕は店員さんに訪ねてみた。
「熊鈴と呼ばれるものです。道を歩いているとき熊に近寄って来られないように、この鈴で音を鳴らしながら進むんです」
との事だった。

凄惨な熊害(ゆうがい)事件
人間が熊に襲われた事件を一般に熊害と言う。日本は山岳の国なので当然この熊害もたくさん記録に残されており、中には『女房と間違えて声をかけたら熊だったので、追い払った』というようなほのぼの?としたニュースもあるが、やはり目を覆いたくなるような凄惨な事件も多く発生している。
有名な熊害には以下の事件がある。
あまりにも凄惨なので、そういうのが苦手な人は読まない方がいいかもしれない。

三毛別羆事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B%E5%88%A5%E7%BE%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6

福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件
http://yabusaka.moo.jp/hukuokadai-higuma.htm

また、最近ロシアであった熊害事件も強烈だった。父と娘で釣りに行った所、まず父が熊に殺され、次に娘が熊に食われ始めた。この娘は、自らが食われている最中に携帯電話で母と通話し、最期の言葉を伝えていたのだった。日本からそう遠くない、カムチャッカ半島の出来事だ。
あまりにもむごたらしい。

「熊が自分を食べている、、!」カムチャッカ半島 シベリア
http://news.livedoor.com/article/detail/5796369/

熊対策?
一説によると、人間や人間の持っている持ち物の味を覚えた熊には、熊鈴は食糧の所在を教えるようなもので逆効果だという声もある。しかし、それ以外の熊と遭遇する危険性を考えれば、やはり携行するべきもののようにも思われる。

昔、幼い頃に大型犬がどうしても怖くてたまらなかった。
目の前に立つと噛まれるんじゃないか、引きずり回されるんじゃないか・・・という恐怖があったが、おそらく今熊を目の前にするとはやりこのような恐怖を抱く事になるのだろう。

熊を倒すには、急所に的確に銃弾を撃ちこむ必要がある。急所を外してもダメージは軽く、すぐに襲われるか逃げるかされてしまうという。また、熊は自分の銃創に葉っぱをつめて止血のような事までするという。

熊は一般にかわいいイメージがある動物だが、とてもではないが山で直に目にする事のないように祈りたい。

   ∩___∩
   | ノ      ヽ
  /  ●   ● | 
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)