Thee Rang 跡地

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結婚式の主賓スピーチ

 年に何度かは結婚式に呼ばれる事がある。思えば25,6歳の頃がラッシュだったろうか、最近は落ち着いてきたとはいえやはりちょくちょくはお呼ばれして、披露宴から参加となる。
結婚式に行くたびに、僕が気になるのは『主賓スピーチ』。これはほんとに多種多様で、うまい人もいれば目を覆いたくなるような人もいる。ついついいつも、心のなかでツッコミを入れながら聞いてしまうので、顔がにやけたりしてあまりよろしくない。
最近はもうあまり聞かなくなってはいるが、定番スピーチとして以下のような話がある。一年に一回はどれかを聞く。

  • 3つの袋
    • 人生には3つ大切な袋がある、というお話。ひとつはおふくろ、ひとつは給料袋、そしてもう一つは堪忍袋。
  • 3つの坂
    • 人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、まさか。
  • 50x50
    • 足して100になる数字で、かけて最大になるのは50と50。51と49でもダメなので、夫婦とも同じように助けあっていきなさいという教え。

こういうのはどうしてもスピーチが思い浮かばなかった人が無難だろうと選択してしゃべるのだと思うが、聞いている方からすればツマラナイのでやめてほしいもんだ。

じゃあどんなのがいいのか?
僕が見た中で、うまいな〜と思ったスピーチの特徴を考えてみた。

  • 笑いを取る。
    • スピーチでガンガン笑いを取れる人がたまーにいるが、あれは本当にすごい。結婚式序盤特有の緊張感をよく知っていて、軽いジョークからネタまでバランスよくスピーチに配置して、心地良く締める。参加者も笑う事でリラックスし、その後の進行も温かくてスムーズなものになる。
  • 短い。
    • 完結にまとめられているスピーチほど美しい。長くてダラダラ続くものは、本当に苦痛でしかない。大抵は主賓が舞い上がって緊張してしまい、同じような単語を何回も繰り返したり、ぐるぐるループしたりして参加者はしらけてしまう。短いスピーチほど、実力が問われる。
  • 「すげ〜」ってなる。
    • 新郎や新婦の功労などを説明して、実はすごいやつだったんだなーと感じさせてくれるスピーチ。わざわざお祝いにきてよかったー、って気分になる。
  • 「へぇー」ってなる。
    • 会社の紹介や、新郎新婦についてのエピソードを披露するなどして、トリビア的な要素をちりばめて、思わず「そーなんだー」っていってしまいそうになるスピーチ。普段あんまり関係ない業界の結婚式でよく体験する。例:医者、公務員など。

今年もあと1,2回誰かの結婚式に参加する事になるだろう。どんな主賓スピーチが聴けるかなー。