Thee Rang 跡地

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寝台列車に乗る気分

 松の実家に帰るときに、僕はかならず飛行機を使う。別に僕でなくても大抵の人は飛行機で帰ると思うが、まあ時間も節約できるし羽田も便利になったので、当然だ。新幹線では岡山まで4時間、そこから高松まで1時間、と合計5時間もかかってしまうが、飛行機に乗れば本当に一瞬、水平飛行は30分もないくらいの距離だ。一ヶ月前の予約ならば、特典としてほぼ半額の値段で行き来できるので、経済的にも新幹線より安くつく事もおおい。

しかし、早い、安いというのは移動の全てではない。移動中、いかに"快適"に過ごすかというのもとても大事な要素だと思うが、こちらも飛行機は素晴らしい。座席で色々な雑誌がおいてあるし、飲み物はのめる、新聞も読める。便利な時代になったものだ。

便利な時代の非効率的な乗り物
そんな東京-高松だが、実は寝台列車が通っていることはあまり知られていない。"サンライズ瀬戸"という電車だ。寝台列車といえば、普通の生活を送っている人にはあまり縁がないものだと思うが、いわば電車が『走るホテル』となり、夜間に人を目的地まで運ぶので、車両のなかにベッドなどの宿泊施設が備えられているものだ。もちろんシャワーや食堂もある。種類によっては、寝室といい食堂といい、まるで豪華ホテルのような部屋もあったりする。

僕もまだ未体験なのだが、乗ったことがある人の話によると、なんともいえず情緒のある乗り物らしい。新幹線のようにひたすらスピードを出すでもなく、のんびりと進む。ぼーっと寝ながら部屋の外の景色をながめていると、めまぐるしく変化していき、いずれ夜になり、星空を見上げながら線路の上を滑ってゆく。これだけ聞くと、なんとも楽しそうに聞こえてくる。

まあ詳しい説明はWikipediaでも読んでもらうとして、以下の写真でだいたいどんなものか分かるだろう。ちなみに、気になる料金は…『高い』!だいたい飛行機と変わらないか、倍くらいすると考えていたら間違いないだろう。当然料金は等級によって大きく変わるのだが、それでも高い。サンライズ瀬戸でも、高松まで最もしょぼい『ソロ』といわれる寝台でいっても、25000円くらいする。

しかし、夜に移動(東京発22:00、高松着7:30)し、時間を有効に使えるという点と、夜間ずっと電車で移動するという経験ができるという点は料金の高さを補って余りある。実際にのった人は、「下位者帰りのサラリーマンでごったがえす東京駅を、のんびりシートにねっ転んで缶ビールを飲みながら眺めてみると、なんともいえない幸せを感じるんだ。」と言っていた。僕もやってみたい。。。

写真いくつか
というわけで適当に写真を拾ってきてみた。いいなあ寝台列車、いつか僕にも乗れる日がくるのだろうか・・・。海外の寝台列車にも乗ってみたいが、いつになることやら。

サンライズ瀬戸

外観。

ツイン。快適そう。

シングル。星空を見上げながら。

コンパクトながらも機能的なシャワールーム。



こーいうとこで丸まって読書してみたい。

豪華なやつはこんなに豪華!

豪華ホテルのようだ。『カシオペア』の一番良い個室。

食堂。