Thee Rang 跡地

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買い占め・買いだめ騒動

 イルショックのトイレットペーパー買い占め騒動から、全く何も学習も進歩もしていない…というと言い過ぎかもしれないが、しかし店頭からトイレットペーパーが消えるという事実はものすごく衝撃的だった。最初報道されたときはギャグかネタかと思ったのだが、自分でスーパーマーケットに行ったときに本当に無くなっているのをみて、愕然とした。
しかしなぜトイレットペーパーなのか!?最近はウォシュレットも普及してきているし何をそんなに困ることがあるのか。別に紙なんぞティッシュだろうがいらない布だろうが草だろうが、というかそもそもインドのよように手だろうが(以下自粛)。
ともかく、買い占め騒動で、徐々に徐々にスーパー、コンビニから色々な物が消えて入った。
しかしどうも理解できないのは、卵や牛乳を買い溜める人たち。朝入荷しても、すぐに売り切れてしまうという。両方共保存が効かない上に、そのままだと携行もしにくい。いったいこれらを買いだめて何になるんだろう?そもそもの供給量が大変少なくなっているので、今まで買えていた時間帯に牛乳がなくなる。ならば、もっと早く行こうとする。みんな同じ事を考えているのでやっぱりなくなっている。じゃあ、開店と同時に行こう。こういうスパイラルで、あっというまに売り切れていくのだろう。

致命的な燃料不足
ガソリンスタンドにも長蛇の列。
食料品工場も、配送トラックのガスの備蓄が数日程度しか無かったため、品薄感に拍車をかけることとなった。被災地へのガソリン供給も滞り、支援物資がうまく届かない。燃料さえ潤沢に行き渡っていれば助かった命もたくさんあるだろうに、これはとても残念な事だ。この点、迅速な自衛隊アメリカ軍の支援を甘んじて受け入れた事は物資の援助という意味で大きな成果をあげたことだろう。
燃料がなければ、道路を補修する重機も動かないし、その道路の上を走る車もうごかない。被災地のストーブも動かない。ガソリンスタンドの長蛇の列に並ぶ人たちは、そのほとんどが生活に車移動が欠かせない人たちで、残りのガソリンが僅かだったのだと信じたい。
教科書に載る!!
20年前の小学生たちは、社会の教科書でオイルショックの折に人々がトイレットペーパー買いだめに殺到し、品切れとなった事件について、写真付きで学習している。僕の記憶では、みんな不可解だと笑っていた。オイルショックだからといってトイレットペーパーを買い占めるなんて、意味ねーじゃん!とかって。教科書にもそのような事がかかれていた。
そして今我々がスーパーマーケットに入って見る、空棚ばかりの光景も、きっとそう遠くない将来に、教科書に載るんだろう。そして何年も反面教師として、子供たちの教育に使われていくのだろう。
…自分の子どもにも、いつか聞かれる時がくるんだろうなあ。