Thee Rang 跡地

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いきなり漢字テスト!!

 字は奥が深い。先日はトンパ文字という不思議な言語についてのエントリーを書いたが、漢字だってどっこいどっこいくらいの不思議な文字だ。日本に碁らす上で必ず覚えなければいけないのはこの漢字であり、ひらがなやカタカナはいくら覚えたところで実生活で役立つシーンは限られている。日々通る道の看板や案内を思い出せばすぐに分かることだが、あらゆる標識や看板には表音文字であるひらがなやカタカナよりも一目で意味を読み取れる表意文字である漢字が溢れるのは自然な事かもしれない。
 常用漢字はほぼ2000あるといわれている。これらを全て綱羅するのは相当の根気が必要だろうが、しかし逆に言えば2000覚えてしまえば日本において漢字に困ることはない、と言える。いざとなったら、中国語よろしく紙に漢字を書いていくだけで大体の会話は成立してしまう。
 実際、日本人が中国に旅行にいって、中国語は意外と読めて、漢字を通してある程度のコミュニケーションが出来るというのはよく聞く話だったりする。
 さて、ワープロやらなんやらが世に出てきて以来、ずーっと言われ続けているのが「漢字力の低下」だ。
 漢字力といっても様々だが、主に漢字を書く能力というのは、それを使わない限りどんどんと衰退していく。僕はPCを初めて買ってからもう5年ほどになるが、文章をパソコンを使って作成するようになってから漢字を書く機会というのは確実に少なくなった。
 が、僕は昔から文章を書いたり、漢字を調べたり、本を読むのが好きだった。なので、このような漢字離れだとか漢字力低下だとかいう問題ははっきりいって対岸の火事だろー程度に構えていたのだが、そんな僕の慢心を打ち砕く出来事があった。
 それは、ツレの家にてニンテンドーDSで行った『漢字力検定』だった。
 本来の僕なら(この言い方がすでにうさんくささ満点)なんなく書き取っていたようなちょろい漢字が、カタカナにされて出題されると全く頭に浮かんでこない。がんばって浮かべようと努力しても、浮かんでくるのはおぼろげな文字の形のみ。ここまで人間の能力というのは退化するもんなのか、と恐ろしくなってしまった。
 中学校の頃、2年生の時点でその中学校の生徒の誰よりも漢字を知っている自信があった。高校に入っても読書量で僕に勝るやつというのはあんまりいなかった。(だいたいそういう奴はとびぬけて読んでいる)。昭和初期の文献すら優に読み下す僕にとって、このプライドの崩壊は半端ない危機感をもたらしてくれた。
 恥を忍んで、僕が書き取れなかった漢字(と、解けたけど苦戦した漢字)をいくつかご紹介する。繰り返すが、テストを行うまで、僕に漢字力低下の自覚は全く無かったのだ。そこで、是非ペンをとって、いまから出題する漢字をかきとってみてほしい。余裕やん、と思った人、ちゃんとかけているだろうか??解答は書かないので、是非自分の目で確かめてみて欲しい。読書好きの人、日本語好きの人、あなたのプライドに賭けて全問正解にチャレンジしてみてください。

  1. カマの温度を調整する
  2. 適切なソチをとる。
  3. 趣向をらす。
  4. ヘイを発行する。
  5. トクチョウ的な存在。
  6. 全国セイハを目指す。
  7. 木のバッサイが多くなっている。
  8. 企業側にサセンされる。
  9. イコいの場に集う。
  10. クサれ縁の仲。

 1問5点。さあ何点?
 そして、
 いい点数を取って気持ちよくなっているアナタへさらに問題。
 今日のエントリーの中から、適切でない漢字を3箇所抜き出し、訂正しなさい。ただし、パソコンや携帯等での変換機能使用は不可とします。読み返しは2度まで許可します。(50点) *1

*1:解答、というのが回答になっているという指摘を受けました。これは意図しておりませんでしたので訂正してお知らせしておきます。真に申し訳ありません。見直ししたのに、、あほや。。