タイの新星・”Room 39”

Room 39というバンドが（タイの）世間を騒がせている。20代男女三人組のユニットで、ギターで男一人＋ボーカル男女二人という構成だ。

凡人からスターダムへ

別にタイでアーティストが話題になるのなんてよくある話なのでどうでもいいのだが、彼らのすごいところは、もともとYoutubeを起点として、クチコミでブレイクしていったという点にある。Vo.のトムは、もともとレストランで歌手をしていて、客として来店した歳上の女性のモンと歌ってみたところ、フィーリングが合ったので活動を開始した。Youtubeに曲をUploadするうちに、歌がうまいのとイケメンなのとで瞬く間にネットユーザーに広まり、一躍有名人となた。

ジャスティン・ビーバー

同じような例で、アメリカではジャスティン・ビーバーがYoutubeで色々な楽器を演奏する所をアップロードし、それが口コミによって瞬く間に広まり、メジャーデビューしたという事があった。彼は全世界を席巻し、実力か歌手兼アイドルとしてセレブとしての地位を確立している。Room 39は、まさにジャスティン・ビーバーのタイ版といえる。
タイで最も有名なプロデューサーの一人に、Boyd Kosiyabongという人物がいる。僕が好きなModern Dogなどもプロデュースしていた人だが、とにかく彼の出す曲出す曲はヒットする。ただヒットするだけでなく、日本人の僕が聴いてもいい曲すぎてびびる程なので、やっぱり天才プロデューサーなんだろう。
彼は色々な知人からこのRoom 39を聞くようにと勧められながら、しばらく視ることができなかった。しかし、ひとたび彼らの歌声を聴くや否や、曲を聴き終わる前に彼らにプロデュース依頼のメールを出していたという。そして晴れて、彼らはメジャーデビューする事となった。彼らの1stシングルは、以下から視聴する事ができる。

日本では？

日本では、ジャスティン・ビーバーやRoom 39のようにYoutube初で口コミからブレイクした人というのは寡聞にして聞いたことがない。が、たぶん時間の問題なのだろうと思う。ニコニコ動画からはそういうのが出たとかでないとか聞いたことあるが、僕の耳に入るほど社会現象にはなっていないみたいなので、きっとまだなのだろう。
美人・イケメンで、歌がうまくて、楽器がうまい人の、ごく普段の練習風景を、音響と映像と音質をちょっと工夫してYoutubeにUploadするだけでそういう道が開けることもあるかもしれない。スターを目指す人は、やっておいて損はないだろうから是非すぐに実践してみてほしい。

以下はお気に入りの一曲。

日本では流行らないかなあ。